3月までは3か月間ELSに通いましたがそれもあっという間に終わってしまい 、4月の初めにUCSC Silicon Valley Extensionへ入学しました。新たな環境で新たな授業の始まりです。
Extensionは大学を卒業した人向けの学校で9か月間から12か月間のプログラムを受講してCertificateを得るというものです。UCSC Silicon Valley Extensionは場所柄IT関連のプログラムが豊富に用意されていて、その他にも会計やマーケティング・マネジマントなどのビジネス関連や教育関連、TESOLなどのプログラムがあります。 私はDATABASE AND DATA ANALYTICSというプログラムを受講しています。ほとんどの授業が平日の夜か土日に行われます。Certificateのプログラムとしてではなく個別のクラスを受講することもでき、社会人の人も受講しています。
入学前の3月上旬に学校から案内が届き、3月中は、学費を支払ったり、Zoomでオリエンテーションに参加したり、9か月間の受講計画(どの授業をとるか)を提出したりしました。オリエンテーションには15人くらいの学生と5人くらいの職員の方が参加していました。VISAとI-20の話や必要な単位数、アメリカでの生活の仕方などの説明がありました。スライドが用意されていたので内容は大体理解できましたが、リスニングだけで理解するのは難しかったと思います。授業計画を立てるのも少し大変でした。VISAの要件とプログラムを完了する要件を満たして授業を選択する必要があり、また、授業に依存関係があるのでシラバスをよく読まないといけなかったです。ざっくりいうと、1学期(3か月)中に最低12単位受講する必要があり、1クラス3単位の授業が多いのでだいたい4クラス受講することになります。クラスはもちろん曜日が決まっているので被らないクラスを選びます。
4月になっていよいよ授業が始まりました。1つ目の授業は4月2日の予定でした。4月1日になってもZoomの会議室のIDも送られてこなくてとても不安になりながら4月2日を迎えました。授業は18:30からなのですが、なんと14時ごろに授業がキャンセルになったとメールが来ました。よく読むと今日の授業がキャンセルになったのではなく、今期の授業がキャンセルになったと書いてありました。えーーーー!キャンセルになった授業は必須科目の1つで、これを受講した後にしか受講できないクラスを来期受講する予定だったのに。苦労して受講計画立てたのにやり直しだし。しかも当日の授業開始数時間前に連絡が来るってどういうことか。なめすぎです。キャンセルを通知するメールにはコロナの影響でキャンセルになりました、って書いてありましたが納得できませんでした。もっと早く連絡できたはずだし、コロナ以外の不手際があったに違いありません。かなり怒りが込み上げました。が、VISAの要件などもあるので少なくとも今期の別のクラスを急いで探す必要があり、それ以上に9か月間の計画が狂ってしまったので丸1日かけて受講計画を作り直しました。このように学校が始まったので今期の全ての授業が始まるまでは学校を信用できませんでした。
最初の授業がキャンセルになり、その後も少しトラブルはあったのですが、今は順調に授業が進んでいます。
今期(Spring)の私の授業は4つです。
- Database Design and SQL Programming
- MySQLでRDBMSとSQLを一から学べます。私のプログラムの必須クラスの1つです。生徒数は5人くらい。
- 先生がインド人男性で私には授業を聞き取るのがとても難しいです。ですが、毎回一人一人に質問がないか聞いてくれるし、質問には丁寧に答えてくれて親切な先生です。
- 初めは質問しても先生の回答を聞き取れないと思って質問しなかったのですが、今は毎回質問するようにしています。50%くらいしか聞き取れないですが、なんとなく会話が成立しています。
- Python for Data Analysis
- PndasとかNumpyを重点的に学べます。生徒数は15人くらい。
- 先生は年配の(多分アメリカ人)女性でPythonの先生としてのキャリが10年以上あるようなかなりのベテランです。教えることに慣れている感じで聞き取りやすいです。
- Jupyterをテキスト兼ワークブックに使用していてとっても学びやすいです。授業中に演習があるのですが、その場で短いコードを書いて実行するのに便利です。
- 英語の練習のためにも、この授業でもなるべく質問したいと思いつつも生徒数が多くて緊張するのでまだ一度も質問できていません。
- Statistics
- 統計の初級コースで2項分布から始まり、z,t,chi検定まで学びます。生徒数は15人くらい。
- ドタキャンになったクラスの代わりに急遽受講することに決めたクラスです。先生は年配の男性(多分アメリカ人)で聞き取りやすいです。
- もともとオンライン用のクラス(Zoonでライブ授業をするのではなく録画を自分で好きな時に見るタイプのクラス)なので好きな時に受講できて便利です。
- 関数電卓のエミュレーターをPC上で操作して計算するのですが、関数電卓は学生時代から今でも持ってはいるのですがほとんど使ったことがなかったです。いろんなことができるんだなって知りました。でも実務で関数電卓が出てくることはまずないと思います。
- Extended Orientation for International Students
- 留学生向けにアメリカでの授業の受け方、文化の違い、就職活動のやり方を教えてくれて、インタビューの練習などもあります。生徒数は4人。
- 先生は年配の(多分アメリカ人)女性で、早口で話すので聞き取るのが困難です。個別に質問を振られた場合、2回に1回はもう一度説明して、と頼んでいます。でも、この先生の会話のスピードが普通の会話のスピードな気がします。ニュースより少し早いくらいです。
- この授業だけクラスメイトが皆Zoomで顔を公開しています。私以外の3人はナイジェリア、コロンビア、韓国出身の女性で20代前半から30歳くらいです。クラスメイトの英語も聞き取るのは私には困難です。ELSの時も強く感じましたが、アメリカ人の英語にしか慣れていないんだなって、改めて思いました。
4番目のクラス以外は、クラスメイトの顔を見たことがないのですが名前から判断するに生徒の6割が中国人、3割がインド人、残りがその他といった感じです。日本人にはまだ出会っていないです。また、2番目のクラスは生徒の半分くらいは社会人なのかもしれないです。
いずれのクラスもクラスに関わる全ての情報はCanvasというアプリケーション上で管理されています。宿題の提出やテストもこのアプリケーションを通じてオンラインで行われます。コロナの状況だからではなく、もともとこのインフラがあります。オンラインでの一元管理って便利だなって改めて思いました。私が大学生だった頃はレポート用紙に手書きとかもまだまだありましたが、今は紙と鉛筆を持ち歩く必要はほぼなさそうです。
新しい学校も1か月以上が過ぎました。Stay at homeでひたすらオンライン授業の毎日です。UCSCの授業とオンライン英会話(日本の会社の)もやっているので一日の大半をヘッドホンをして過ごしています。耳が痛いです。
かすかな楽しみを求めてドライブスルーにチャレンジしました。Californiaで有名なハンバーガー屋さんのIn-N-Outに行ってきました。
Stay at home生活もはや2か月。学校に通学したいなぁ。アメリカだけコロナの患者数が異常に多いのはなぜなのか。