Jan. 2022

アメリカへ来て丸2年が経ちました。過ぎてみると早かったような気もしますが、やはり大変だったことが多く思い出され、ようやくここまで来た、という気持ちの方が強いです。何が大変だったかと振り返ると、変化が多かったからかなと思います。渡米して、2つの学校に行き、引っ越しを2回して、就職もしました。コロナが流行り生活スタイルも変わりました。なんかすごく大変だった、ような気もするけれど、既に忘れていることもあったりして。その辺は老化なのかなと思ったり。どんどん忘れてもいますね、いろんなこと。去年学校で何を勉強していたのかとか、ちょっと振り返ったけど、結構詳細は忘れていました。。。うーん。。。アメリカ生活も残り3ヵ月。まだこの仕事を3ヵ月もするのかと思うと長い気がしますが、あっという間に過ぎてしまう気もするので、やり残したことはないか考えながら過ごしたいと思います。

NYの1月は寒いです。一日中0度以下の日が普通な感じです。雪はそんなに降りません。たまに降るけど、2日もあれば溶けてしまうほどの雪です。でも、雪に対しては結構過剰な反応をします。州知事が1日中ニュースで「スノーストームが来るから不要な外出はしないように」と訴えたりします。たしかにその時は20センチくらい積もっていましたが、そこまでの?という感じではありました。また、夜雪が降った翌朝は「今日は公立の学校は休校にはなっていません」とかってニュースが流れたりします。それについても、休みになるときあるの?と思いました。東京あたりでもそんな感じでしたっけ?雪が降ると。それにしてもNYはそもそも雪が降る想定の街なはずなので、ニュースなどの反応には驚きます。雪が降りだすと、いや、降っていなくても予防的にも、かなりの勢いで融雪剤があちこちばらまかれます。とにかくめっちゃ対策している感があります。

冬のニューヨーカーが思いの外薄着で驚きます。0度以下の中、コートの前を空けて歩いている人の多いこと。そして、ショートコートの人もかなりいますし。女性は冬もレギンスの人がそこそこいますが、靴下とレギンスの間から素足が覗く人もいて、驚くばかりです。なぜそんな薄着で可能なのか。コートの下も、お腹が見える短い丈のニットとかなんなら半そでとか着てるし、意味不明です。スキニーデニムの下はヒートテックなんて履いてなくてもちろん素足でしょうし信じられないです。最強の防寒をして外出する私からは考えられません。私はコートについているフードの役割というものを最近理解しました。あれは飾りではなく、かぶると温かいからついているのです。外出時は基本ニットの帽子をかぶりますが、そのうえからコートのフードを被ると温かさがアップします。もしかしてアジア人って寒さに弱いんですかね。。。アジア系の人で謎に薄着の人ってあんまり出会わない気がします。それか文化なんですかね。冬でも薄着で過ごすのがスタイル、的な。

そんな寒い中でもお出かけするのは楽しいので不思議です。天気も曇りがちなんだけれど、冬のマンハッタンもなかなかです。ブライアントパークでスケートする人を見ながらホットチョコレート飲んだりするの、楽しいです。

NYに来てから、季節が一回りしました。引っ越してきた時も雪が降っていたなと、思い出しました。

年末年始は家でのんびりしていました。タイムズスクエアのカウントダウンへ行きたいなと一瞬考えたのですが、カウントダウンの日、昼の12時くらいからタイムズスクエアへ行って寒空の下12時間ほど待ち続けるという荒行を成し遂げないとならないというのを知り、早々に諦めました。12月31日は大家さんと近くのタイ料理をテイクアウトしてパッタイを年越しそば代わりに食べつつ、ケーブルテレビで日本の紅白の録画を観て、ぼーっとしていたら外でバンバン花火の音がしだして、年が明けていました。テレビでちょっとだけタイムズスクエアの様子を見て、寝てしまいました。年明けも特別なことはなく、3日から仕事を始めました。クリスマスから10連休だったのですが、あっという間に終わりました。ブログに書くこともあまりないなぁ、って感じなのですが、1月2日にアイスホッケーの試合を観に行ってきたので、そのことを少し。

NYにはホッケーのチームが二つあり、New York RangersとNew York Islandersというチームになります。 New York Rangers はマディソンスクエアガーデンが本拠地で、 New York Islanders は私の住んでいるQueensに昨年できたUBSアリーナが本拠地です。 マディソンスクエアガーデンへはNBAを観に行ったことがあるので、UBSアリーナの試合を観るべく、 New York Islandersのチケットをとりました。アメフトに続き、ルールがよく分かっていないし大丈夫かと思いつつも、とにかく行ってみることに!

今回もまたとても便の悪い公共交通を乗り継いで1時間半ほどかけてアリーナの最寄り駅へ到着。地下鉄とLIRRという鉄道を乗り継ぎやっとのこさで最寄り駅へ到着。LIRRは1時間に1本くらいしか電車無かったんだけども。何も考えずに行ったら乗り継ぎで30分くらい待った。。。試合の日なのに。。。早く行き過ぎたからかな。。。そこから15分ほど歩いてアリーナへ到着。

新しいアリーナなのでどんな感じなのかワクワクです。球場とかアリーナとか、施設を見るのが好きです。

新しいアリーナということで過度な期待を寄せていましたが、作り自体はよく見るような感じのアリーナでした。あ、でもスナックを買うところでちょっと独特なシステムのところがありました。こういうアリーナのピザとかバーガーの売店は、だいたい注文をして受け取るシステムをこれまで見てきましたが、ここは、作られたピザとかが並べられていてそれを自分で取ってからキャッシャーに行くというシステムでした。ソーダ(ジュース)も自分でコップに入れてからキャッシャーに行くシステムです。コップをキャッシャーでもらってから注ぎに行くっていうのは見たことありましたが。斬新でした。なので最初システムが分からずきょどってしまいました。私はポテトとソーダをとってキャッシャーに行ったところ、21ドルって言われてまたびっくりしていました。ポテト7ドルくらいだったと思うんだけどなー、あれ、って思ってレシートを見たらソーダが14ドルでした。えええ?!自分で注ぐコップのジュースですよ!(しかもたいしておいしくないし、カップだって普通のよれよれプラスチックカップ)よく見るとスーベニアカップソーダって書いてありました。うううう、そういうことか。。。スポーツ観戦時の飲食は高いので今回は抑えようと思っていたのに(でもいつも何か食べたい)、落とし穴に落ちた気分でした。まぁ、しょうがないです。高級ソーダを持って、いざ座席へ。

席に座ると、おー、さすがスケート専用アリーナ!本当にリンクを取り囲むように席がある。センターモニターも大きい!あれ、でもちょっと、この、天井から生えているブロックのせいで見えないんですけどー。。。そうか、だからこの席ちょっと安かったのか。まぁ、いっか。ちょっとかがめば全部見えなくもない。

試合が始まると、スピード感があるし、ぶつかり合ったりするのでかなり盛り上がります。アメリカのスポーツにしては珍しく、応援団的な人がいて、太鼓をたたいて「アイランダーズ!」的な応援をするので、周りの人もそれに合わせて声を出します。これまで見てきたアメリカの他のスポーツより一体感があるし、みんな応援します。そして、野次るし、盛り上がるし、ひとことでいうと少しガラが悪いです。バスケ、野球、アメフトとみてきた中で間違いなく一番熱めです。(このチームだけなのかな??)

試合後

もともと熱い雰囲気の中、なんと延長戦になり、激熱の応援が繰り広げられ、なんとアイランダーズが勝ちました。みんな大盛り上がりでご満悦そうでした。延長戦はたしか先にゴールした方が勝ちだったと思います。どおりでゴール周辺の局面でみんなものすごく盛り上がっていたわけだ。(まったくルールを予習せずに観に行った^^;;)

別にアイランダーズファンなわけではないけども、なんかご満悦な感じで私も帰宅出来ました。それにしてもホッケーファンは熱々でした。ゴール局面だとみんな立ち上がるし、声出すしで。まさかの太鼓に合わせて応援する芸当までみられて驚きました。途中で気が付いたんですが、両方のチームとも選手が白人だけでした。そういえばお客さんもほぼほぼ白人だけでした。黒人、アジア人、ともに私は一人も見かけなかったです。どうやらホッケーって白人のスポーツのようです。なんか理由があるんですかね。道具代がかかるからお金持ちしかできないとか、自国にない競技だから移民だと後から参入しにくいとか。

帰りは来るときに降りた駅に行ったら、なんとここから乗れないと言われました。どうなってるのよ、難しすぎるだろ、その運用。どこに行けばよいかと聞いたら、あっちの駅に行けと言われ。。。小雨の中どこかよく分からないまま歩き、途中で聞いたらシャトルバスで駅に行けるというので乗せてもらったら、、、なんとアリーナの真ん前が駅でした。帰りだけそこから発車なんだという。何それ、意味わからん、行きもそうしようよ。。。私と同じように引っかかっていた人も数人前後にいましたが、基本的にはみなさんご存じだったようで。なんでわかんなかったんだろう。WEBサイトとかの英語をちゃんと読んでないからなのか。。。こういうとき、ほんとに英語弱者だって思います。英語は見た目で情報が入ってこなくて、読もうとして初めて情報が入ってくるので、また、聞こうとして初めて情報が入ってくるので。どっかで見逃してたのかもしれないです。はぁ。。。

1月2日はこのようにホッケーを観て過ぎていきました。アメリカの4大スポーツを観るというのがここで完結してうれしいです。やはりバスケと野球はもともと好きなので楽しかったです。バスケはまだシーズンが続くのでまた機会を見て観に行きたいです。それにしてもアメリカのプロスポーツは規模も大きいしすごいです。チケットも1000ドルするようなチケットもあるにもかかわらず、会場がかなり埋まるっているのが本当に信じられない。

1月は土日がかなり用事でつぶれてしまい、仕事と用事で煮詰まりながら過ぎていきました。2月はもう少し余裕を持って過ごせたらいいなと思います。