Nov. 2021

11月に入ると一気に寒くなって、ダウンが無いと出かけられなくなりました。最低気温が0度近い日もありました。一方家の中は暖房が継続して入るようになり、安定して暖かく過ごせるようになりました。暖房をつけてもらえれば室内はとても暖かいので嬉しいです。寝ている間も、朝起きた直後も、部屋が暖かく快適です。

仕事の方は、以前ほどではないですが少し忙しかったです。暇より少し忙しいくらいの方が時間も早く流れてうれしい。そして、11月末にはサンクスギビングがあり、すでにホリデーシーズン開始です。サンクスギビングから12月末まで、1週間単位のまとまった休みを取る人が多いです。また、有給が余っていて12月末までに使い切らないといけない人も多いので、細かい休みも増えます。なので、他人に回答を依頼したり、作業を依頼するタスクは、ぼやぼやしていると締め切りまでに回答を得られないということになるので気を遣います。あっという間に年末になりそうな。

11月上旬に、以前から一度観てみたいと思っていたアメフトを観に行きました。アメリカのプロスポーツの中で一番人気があるそうな。シーズンが9月から2月までで、だいたい週末しか試合がないので機会を逃さないようにと思っていました。NYには2つチームがあって、NYジャイアンツとNYジェッツというチームがあります。NYのチームといいつつ、両方ともスタジアムはニュージャージー州にあるメットライフ・スタジアムを使っています。というわけで私は大変便の悪いNYとNJの公共交通を乗りついで NYジャイアンツ の試合を観戦するためにメットライフ・スタジアムまではるばる行ってきました。

たどり着くまで乗り継ぎがいくつかありますが、途中からチームのジャージを着た人が現れだすので、ついていけば迷うことなく会場までたどり着けました。今回はたしか130ドルくらいの席です。特にアメフトに興味があるわけではないので、一番安い席でもよいかと思ったのですが、安い上の方の席は勾配が急で、高所恐怖症の私には耐えられないので(バスケとかテニスを観に行ったときに教訓を積んだ)なんとなくこの辺なら耐えられそうかなというくらいの辺りを買っていました。

席についてまず思ったのが、会場でかい~!でした。調べたら87000人収容ということです。これがほぼ毎試合いっぱいになるとはさすがです。日本では他のスポーツであっても、たとえ1試合であっても埋めるのは無理かもしれないです。。。そして次に思ったのが、客層がバスケとは違う~、でした。バスケは、白人中心、アジア人、黒人もいるって感じですが、アメフトは、より黒人が多め、あと、インド人もいる、アジア人はほぼいない。やっぱアメフトってアメリカ人のスポーツなんだなーって感じました。あと、そういえば職場のインド人の人が、アメリカに来てからアメフトが面白いからよく見るって言っていたのも思い出しました。インド人受けするのかもしれないです。

試合が始まるまでのイベントみたいものが始まった、と思ったら、空から軍人が降りてきました。Air Forceのパラシュート部隊が降りてきます!とかいうアナウンスが流れ、え?!と思っていたら、本当に降りてきました。しかも、あとからあとから、はらはらと降りてきて、合計10人ほど。なぜ民間のアメフトの試合に軍のリソースが駆り出されているのか(お金払ってるのかなとかも)、と??でしたが、よくよく考えると、11月は退役軍人の日という祝日があるので、それにちなんでるのかと思いました。パラシュートで降りてくるのは想像もしてなかったですが、そういえば野球とかバスケの試合でも、退役軍人の人が途中で紹介されたりすることはありました。(アメリカでは軍人のサービスに皆が感謝しているようです。軍人が現れると、みんな、わーって拍手します。)それにしても、パラシュート部隊の人たち、確かに上手に降りてきました。スタジアムのポールの辺りはネットが張ってあって、空中にワイヤーがあったりするのですが、そういうのに引っかかるような人はいませんでした。ひとり、またひとり、と降り立つたびに、みんな、わーって拍手していました。

選手が入場してきて、試合が始まりました。私の周りはNYジャイアンツのファンと対戦相手のチームのファンも少しいました。みんな、わーって盛り上がります。

私は一応NYジャイアンツのファンの想定で周りの盛り上がりに合わせましたが、盛り上がりどころも面白味も全く分かりませんでした。一応事前にルールは読んだんですが。。。わかったことは、選手がたくさんいてそのうち一度にフィールドに出られるのは8人くらい、選手交代は無限にできる(多分)、きっちりフォーメーションがある、くらいのことです。正直、なんでこんなにみんなが盛り上がるのか全く分かりませんでした。防寒には気を遣っていましたがそれでも寒かったし、超不便な公共交通かつ一度に8万人も移動するということで、全部で4Qあるうちの3Qで観戦を切り上げて帰りました。誰かの解説が無いと観戦するのは厳しいですね。。。誰かに誘われでもしない限り、二度と観に行くことはないだろうと思います。

なんでアメリカ人、そんなにアメフトが好きなんですかね。。。ほんと、理解できないです。今度、是非アメリカ人に魅力を聞いてみたいです。

もう一つ、11月といえばサンクスギビング。ファミリーホリデーなのですが、家族がアメリカにいない私にとってはただの休暇です。旅行に行こうにもフライトがとても高いので諦めてNYで過ごすことにしました。以前からNYの名物の一つと言われているステーキの有名店に行ってみたいと思っていたのですが、一人での予約ができなかったので、大家さんを誘って行きました。ピーター・ルーガーが一番の有名店だとは思いますが、予約が取れないらしいので、あっさりあきらめ、ウルフギャングに行くことにしました。日本にも店舗はありますけど、NYのPark Aveのが本店らしいので、そこへ行くことにしました。ちなみにマンハッタン内に3,4店舗あります。11/25の夜5:00に予約していざお店へ。サンクスギビングは家族が集まって家でご飯を食べるのが習慣なので、レストランは空いているのか、と思っていましたが行ったら5:00の時点で8割がた席がうまっていました。

店内には密度が高めにテーブルが並べてあり、お客さんもいっぱい、ウェイターの人もめっちゃたくさんいました。コロナを忘れたかのような高密度。席に案内され、着席しメニューを眺めます。頼むものは実はほぼ決まっていて、、看板メニューのPoterhouseです!2人前からしか頼めないので2人前を!

注文後、まずは飲み物が来て、その後サラダが来ました。

久しぶりの飲酒です。家では飲まないので、ほぼレストランでしか飲んでないです。サラダはベーコン、エビ、トマト、インゲンみたいなのが入っていて、ドレッシングもおいしかったです。1人前を2人でシェアしたのですが、結構多かったです。そしてステーキが来るのを待ちます。楽しみ~。

キター!いいにおい、おいしそう!実際おいしかったです。フィレもサーロインも両方やわらかくて、ちょうどいい塩味で、めっちゃおいしい!のですが、特にフィレが柔らかくて美味しかったです。周りの人から、NYの熟成肉ステーキは本当にやわらかくておいしい、と聞いていたのですが、本当にその通りでした。お勧めされる理由がわかりました。また、量もめちゃくちゃ多くてアメリカンでした。左の写真は既に取り分けた後なのですが、それでもまだ大量にお皿にありますよね。おいしかったけど、私と大家さんは、最初に取り分けてもらったのともう一切れくらい食べたらかなりおなか一杯になり、残りは持って帰りました。

でもデザートは別腹なのでちゃんと注文しました。

デザートも味はとても美味しかったのですが、量が多く半分近く残してしまいました。

全体的に、とてもおいしくて満足でした。サービスはそこそこでした。結構雑です。税金・チップ込みで2人で300ドルくらいの飲食でした。次来るときはポーターハウスステーキでなくてフィレだけをたのもう!と思いました。それとできれば大人数で来た方がいろいろ食べれていいなぁと思いました。これはもうアメリカでの私のずっとの悩みですが、解消の見込みもないので諦めよう。食べたいものを頼んで食べきれないものは持ち帰るしかないですね。

ホリデーが2日もあった11月も終わりもう12月。NYはクリスマスの雰囲気が高まっています。ニュースでロックフェラーセンターのツリーの点灯式をやっていました。ツリーも街のディスプレイも、ショーなんかも、全てとても特別できれいな感じなので観に行ってみたいです。

Mar. 2021

3月1日からいよいよ仕事が始まりました。初日は電話で連絡が来るはずが、私のスマホの調子が悪く電話が繋がらず、というところから始まりとても焦りましたが、Google の電話機能を使ったりしてなんとか連絡を取り、仕事のネットワークに繋げることができました。それからの日々、規模の大きいプロジェクトに途中から入ったので、分からないことだらけで魑魅魍魎な日々を過ごしています。仕事は日本語も英語も使うのですが、英語がどうのの前に、日本語でも専門的な内容が分からないので覚えないといけないことがたくさんあるし、環境(メールソフト、会議ソフト、社内ルール、めちゃくちゃ多い登場人物など)にも慣れるのも大変です。英語の面では、いろんなアクセントの英語を話す人がいるので、聞き取れるのと聞き取れないときの差が激しいです。自分も会議のホストになるときがあるので毎回ドキドキですが、英語が下手なりに、分からないなりにやるしかないのでやっています。また、とても会議が多いので労働時間も長くなっています。平日は必要なことに使う時間以外の自由な時間はほとんどない感じです。精神的にも肉体的にもなかなかの追い込まれっぷりです。いまのところ余裕はまったくないですが、いい経験なので頑張ろうと自分に言い聞かせています。

平日はまったく余裕がないのですが、週末はNY観光を楽しんでいます。毎週末どこにいこーかなーって考えて、ググって出てきた有名なところから順番に行ってみています。

The High Line という過去に線路だったところを改造して遊歩道になっているところに行きました。散歩です。コロナの影響で混雑を避けるため土日は予約が必要となっていたので予約してから行きました。土曜の朝10時くらいの予約をしていったので、誰もいないのではと思っていたのですが、そこそこ人とすれ違いました。遊歩道は高架になっているのですが、私は高いところが苦手なので道が細くなっているところは下が見えてちょっと怖かったです。でも全体的に結構気分がよかったです。また行きたいです。

Japan Village という商業施設に行ってきました。日本食スーパーとか日本食レストランが多く入っています。2018年だか2017年だかにできた新しい施設らしいです。日本人らしき人もいましたが、そうでない人の方が大多数でした。日本食で人気なのは、ラーメンやおにぎりみたいで行列ができていました。ちなみにNYの人はカリフォルニアの人と比べるとまったくソーシャルディスタンシングを無視しています。結構ぎゅうぎゅうに行列を作って並んでいます。おにぎりは1個3ドルくらい、味噌汁もコップみたいなのに入れて1杯3ドルくらいで売られているのですが、おにぎり2個と味噌汁でブランチにする、みたいな買い方をしているローカルの人がたくさんいました。おにぎり2個と味噌汁で10ドル近くしてますね、私にはその選択肢はないです。確かにサイズはちょっと大きめですけど、それにしても。

Chelsea Market という商業施設に行ってきました。イタリアのマーケットのイメージだったような、たしか。大家さんが日本に帰るときに必ずお土産に持っていくブラウニーのお店があると聞いたので行ってみました。食品や雑貨などの物販のお店と小さめのレストランやテイクアウトのお店がたくさん入っていました。ぎゅうぎゅうというわけではないですが、そこそこの人出でした。この時はこの施設では建物内での飲食が禁止になっていたのですが、その代わりに脇の道沿いにテーブルと椅子が並べてあってフードコード的な感じになっていました。結構寒いけど混んでいました。

The Metropolitan Museum of Art に行きました。もともと美術とかに興味があるわけではないですが、超有名な施設なので行ってみることにしました。NYに住んでいる人はタダ(正しくは好きな額の寄付)で入れます。私も今の住所が書いてある書類を持って行ったので寄付5ドルで入りました。ここもコロナになってから予約が必要になっていました。超広いとは聞いていたのですが、本当に超広いので全て回りきるのにはかなりの時間を要すると思います。ちゃんとした順路とかがあるわけでもないしとても広いのでときどき迷子になりました。有名な絵画があるって聞いていたはずが有名なのには一つもたどりつけず2時間くらいで出てきてしまいました。後で調べたら有名どころは全て2階にあるらしいです。2階行かなかった。。。また今度行ってみようと思います。何度か行ってもいいなと思いました。中を歩いていると結構気分がいいです。散歩的な感じというか。居心地がよかったです。

今回載せたのは1つを除いて全てマンハッタン島にあって、場所によっては家から1時間くらいかかるのですが、移動はそんなに苦には感じないです。かといって地下鉄が快適かと言われるとそうでもないのですが。またマンハッタン行きたいなぁって毎回思います。

最後に仕事の話に戻ると、リモートワークだと電話やインターネットが使えないと全く連絡がとれなくなってしまうので結構怖いですね。コロナになってからの新入社員の人っていきなりリモートワークで大変だな~って去年他人ごとに思っていましたが、自分の身にも起こりました。新規の仕事でリモートワークスタートってこんな感じなのかと。