Jan. 2020

2020年1月4日にアメリカへ来てから約1か月が経ちました。

2020年1月4日(土)に羽田空港を出てハワイ経由でサンノゼ空港に到着しました。海外へ行くのは10年ぶりでアメリカへ行くのも初めてだったのでとても緊張していました。出発の日も、本当に行くのかなと最後まで実感が湧くことはなく、家を出るとき猫たちに行ってくるねと言いました。

羽田空港、ハワイアン航空のカウンター

羽田から7時間くらいでホノルルに到着。南国です。虹も出ていました。イミグレーションはとても緊張しました。

ホノルル空港。つかの間の南国。

ホノルルからサンノゼへ移動。サンノゼに着いたのは4日の20:00くらいでした。

サンノゼ空港。シャトル乗り場から。

この日はホテルに宿泊したので、ホテルのシャトルを電話で呼びました。シャトルの乗り場に人気がなく暗かったのでとても不安でしたが、なんとかシャトルでホテルに到着。ようやくホッと一息できました。

翌朝、学校の寮までUberで移動。ところが寮のマネージャーと約束の場所で会えず。電話したら事前に知らされていた寮とは異なる寮に住むことになり移動。

私の部屋はとても広くバスルームも一人で使えます。しかし、汚くて臭い。キッチンからの匂いが部屋にこもったまま換気されません。共有のキッチンは汚いので使う気になれない感じです。家賃は1か月1700ドルくらい。高い。

写真には写ってないけどちゃんと勉強机もあります。
バスルーム。写真で見るときれいですね。
寮の外観。寮とはすなわち大きい家でした。

語学学校は、商業施設の一角にあります。中には教室が大小6,7個あります。生徒数は全部で50人くらいです。 寮からは歩いて15分位の距離。徒歩通学です。

初日は書類の提出とオリエンテーション、そしてプレイスメントテストを受けました。学校にHSBCの人が勧誘に来ていたので、学校の後オフィスに行って口座を作りました。口座は主に車関係で必要になると調べていたので流れで作ることができて良かったです。

授業の初日。朝から学生がわっさりいて、みな壁に張り出されている紙を読んでこれから始まるセッションでの自分のレベルや時間割を確認していました。私は108というレベルでした。

授業は大きく3種類。アメリカの文化を知る授業、structure&speaking、reading&writing。

1つ目のは、たまにゲストスピーカーが来たり、世界の文化的な料理を調べてプレゼンしたり、アメリカ的な料理を探してレシピを調べたり、sharkというTVプログラムをまねて投資家向けのピッチをやったりという内容でした。グループワークとプレゼンが多めです。2つ目のは文法とスピーキングです。この授業でも何回かプレゼンをやりました。3つ目のはそのままですがリーディングとライティングです。アカデミックライティングの練習という位置づけのようです。2つ目と3つ目のは教科書があります。2つ目のと3つ目のはQuizという小テストや期末のテスト、テーマに沿ったライティングというのがあり、それらと授業への貢献度や出席日数で成績が決まります。

生徒は大きく2つのグループに分けられます。1つは語学学校の隣にあるCollegeへ入学するために英語を学んでいる18歳から20代前半くらいの若い人たち。もう1つは、子供をアメリカの学校へ通わせているアジア人のお母さん達や、夫の仕事の都合で引っ越してきた妻たちです。入学するまでよく知らなかったのですが、この語学学校の109というレベルを終了すると隣にあるCollegeへの入学資格が得られるらしく、どうやらそのために若い学生さんはここで学んでいるようです。お母さんたちはほとんどが中国人で自分たちのF1ビザを維持するために学校へ通っているようです。妻たちはアメリカでの生活に必要なので英語を学んでいるようです。単身の中年女性は私一人でした。国籍は、中国40%、日本30%、台湾・韓国10%、ロシア・トルコ・その他ヨーロッパ10%、南米10%という感じです。

隣のカレッジ
カレッジの教室は平屋っぽい建物もあります。地下に広がって段々になった講義室が1個の建物に2個くらい入っています。
カレッジにはスポーツ施設もたくさんあり広い。

学校は4週間が一区切りとなっていて、最後のテストの翌日は成績表が配られ卒業式が行われました。109のレベルに達した人たちの多数は卒業していきます。ちなみに110~112という、より上のレベルも存在します。この日はおめでとう!と言い合って、ピザを食べます。私も108をパスしたので来月は109です。

そういえば、ときどき学校が食べ物をくれます。ドーナツとか、1週間10ドルでいろんな国のランチが食べられる企画とか。貧乏学生には嬉しい企画です。

生活面では3つの大きなイベントがありました。カリフォルニアの運転免許筆記試験、車の購入、次に住む部屋探しです。

カリフォルニアに住むことになった人は10日以内に免許取得を申し込まないといけないことになっています。免許を取得するためにはいくつか書類が必要なのですが、住所を証明できる書類を2つ用意しなければならず、それがかなりやっかいなのです。先人のBlogで学んだので銀行口座を開き銀行からの送付物を証明書として利用しました。それをもってDMVという運転免許センターへ行き、筆記試験を受けました。日本語で受験可能なので何とか合格!しかし、窓口の人が話している内容は早すぎて聞き取れず、ゆっくり話してとお願いし、何度か繰り返してもらったりとひやひやでした。なお、別途実技試験に合格して初めてカリフォルニアの免許取得となります。

免許の筆記試験に受かると車の購入に進みました。細かく説明すると長いのですが、国際免許を持っていてカリフォルニアの筆記試験に受かっている状態だと事実上一人で公道を運転していても問題になることはほぼ無いようです。なので短いアメリカ生活を有意義な物にするためにも早めに車をゲットする必要があります。ガリバーさんで中古車を買いました。TOYOTAのYARIS(日本のビッツ)です。ちなみに、人生初の車の所有です!当然自動車保険の購入も初めてです! ガリバーでは日本人のセールス担当の方が対応してくれるので言葉の問題はありません。車の購入でのポイントは送金月額や日額に制限がある中でいかにスムーズに日本の口座からアメリカの口座に送金するかでした。車を買ったらいきなり運転生活が始まります。当然ドキドキです。筆記試験合格の後、一度自動車教習を受けました。中国人教官のright turn, left turnという指示に従って公道を右左折しましたが、私がときどき右と左を間違えたのでとても心配されました。日本にはない赤信号での右折などの交通ルールを実際に体験してとても役に立ちました。

愛車のYARIS

学校の寮は2ヵ月間しか予約していなかったので3月以降に住む部屋を探す必要がありました。部屋探しはとても頭の痛い課題だったのですが、結果としてとても条件の良い部屋が見つかって良かったです。Craiglist、Zillow、びびなびという3つのサイトを数日間見張り、良いと思う物件3つに申し込み貸し手とも話を進めたのですが、そのうち1つだけ実際に見に行ってそこに決めることができました。もともとルームシェアを探していたのですが、よくよく考えると結果的にホームステイの食事なしっていう形態だと思います。ペルー出身のおばあさんと娘さんが住むコンドミニアムのベットルームとバスルームを借ります。キッチンや洗濯機も使わせてもらえ地下の駐車場も1台分使えます。治安がよくきれいで静かな環境です。近くにスーパーもあります。光熱費やWifiも込みで1000ドル。うれしい、本当にうれしい。汚部屋を離れられる!実際に生活を始めた後も、嬉しい気持ちが続くと良いです。

3月から住む部屋。家具を買わないといけないです。椅子は大家さんのものです。

生活を初めてまだ1か月ですが少しだけこの辺りの事が分かってきました。

まずはCupertinoについて。私が住んでいる町の名前です。ここはAppleの街です。Appleの本社があり関連施設もたくさんあります。隣の街にはGoogleがあり、それ以外にもたくさんの有名な会社があるのでとにかくエンジニアがたくさん住んでいるようです。こちらではエンジニアはとても高給なので、家賃が高騰している、ゆえに治安は良い、世界中から集まったエンジニアすなわち移民が大多数という環境です。学校の先生も言っていたのですが、親の代からアメリカ人という人はほとんどいないのではないかと思われます。アジア人マダムから聞いたのですが、Cupertinoにある彼女の子供の小学校では9割がインド人、白人はクラスに1人いるかいないかという状況のようです。移民だらけの環境だからか私のような英語が話せないアジア人にも寛容です。今のところ嫌な思いをしたことはありません。

次に中国人につて。ここに住んでいると中国人の偉大さを感じます。まずは学校に来ている中国人はとてもお金持ち。ちょっと桁が違います。18歳くらいの子がミリオンのコンドミニアムに住んでスポーツカーに乗っていたりします。マダムたちも中国の家にはお手伝いさんが何人もいたりとか。学校でプレゼンをする場合にもかなり頼れる存在です。堂々と人前で話すことにとても慣れていると思うしいつも楽しそうにやっています。中華料理のレストランに行くと中国人の店員と中国語で会話していてうらやましいです。日本食のレストランがあったとしても日本人は働いていないし多分経営しているのも日本人ではないと思います。50代の中国人のクラスメイトになぜアメリカには永住している中国人が多いのか聞いたところ、80年代、90年代は中国に住むよりアメリカに住んだ方が良かったからねということでした。今は中国も住みやすいので話は変わっているとのこと。なるほど。

近所の様子。とても大きい一軒家が並びます。あまり家が写ってないけど。。

最後に娯楽について。毎日の生活と学校で精一杯で娯楽はほとんどありませんでしたが、、、日本の知り合いの方に紹介していただいたこちらに在住のご夫婦にこの辺りを案内していただいたのが唯一の癒しでした。Googleのオフィスにも連れて行っていただきました。私が住んでいる街の隣にあるMountain Viewという街にGoogleのHeadがあるのですが街全体あちらこちらGoogleの施設があるので本当にGoogleの街といった感じです。ダウンタウンや景色が良い山の上、お二人のお家にもお邪魔したりして、とても楽しい休日でした。

多分、Head officeです^^;;
私、Android使ってるよ、って心の中で言いました。

この1か月で生活のインフラをだいぶ整えることができたので、2月からはもっと英語をがんばりたいです。