5月もずーっとStay at homeだったのでほとんど家で過ごしました。外に出るのは朝の散歩とスーパーマーケットに買い物に行く時だけでした。私の住んでいるあたりはのどかな田舎で人口密度も低く知り合いでコロナに感染した人もおらず、実感としてコロナに感染する危機を感じることはほぼないです。カリフォルニアはとても天気が良い日が多いので窓から外を見ながら本当に家にいなければならないのかって頻繁にく思っていました。
私にとって外に出られないことの主な弊害は学校へ行けないことです。UCSCの授業を受けてQuizとAssignmentをやって、オンライン英会話をやってという風に過ごしているとあっという間に時間が過ぎていくので、時間を持て余して困るということはないのですが、学校の友達がほとんどできないので学校のちょっとしたことを相談したりできなくて困ります。留学生向けのオリエンテーション的な授業のクラスメイトで私と同じCertificateの子がいたのでそのことは少し協力し合える関係になれたのですがそれ以外の授業ではZoomで先生以外は顔出ししていないのでクラスメイトの顔すら見たことがないです。しかし、物理的に学校へ行くことができれば必ず友達ができるかといえばそうでもないというのは語学学校の経験で分かってはいるのですが、。
アメリカにいるのに家にばかりいて日本の会社のオンライン英会話をしているわけで、オンライン英会話での勉強法もようやく落ち着いてきました。私はNativeCampとBestTeacherという2つのオンライン英会話に加入しています。
NativeCampは一般的なオンライン英会話だと思います。たくさんの教材が用意されているので、文法、スピーキング、発音などの好きな教材を選んで25分1コマのレッスンを自分が好きな先生担当してもらう、という形態です。月額6480円でレッスンが受け放題です。NaciveCampの良いところは、レッスンが受け放題というところです。ただし先生の予約をするには追加の費用が発生します。予約をせずにその時空いている先生にレッスンを依頼するのであれば追加の費用は必要ありません。私はたくさんレッスンを受けたいので予約の費用をケチっていつもその時に空いている先生にレッスンを依頼します。先生の人数がとーっても多いので、同じ先生にあたることもあまりないです。先生はリストされている中から選びます。先生の顔写真、生徒からの評価(5点満点)、総レッスン回数、国籍、自己紹介などが提示されているので、基本的に私はフィリピン人の女性で総レッスン回数が200回以上、評価が4.8以上の先生を選びます。先生で一番多いのがフィリピン人、それ以外だと、エストニア・セルビア・アルメニア・マケドニア・トルコ等の東よりのヨーロッパ、ナイジェリア・南アフリカ等のアフリカの先生などがいます。また、アメリカ・カナダ・オーストラリア・日本の先生も少数います。その中で、なぜフィリピンの先生を選ぶかというと、人数が多いので選択しやすいといういうのと発音が聞き取りやすいからです。多分、アメリカ英語に近いと思います。NativeCampを始めたことは、いい先生を選びたいという気持ちが強くて、先生の自己紹介を細かく読んだりしていましたが、今はそうレッスン回数と評価の点数しか見ません。細かく自己紹介を読んでいる間に先生が他の生徒と授業を始めてしまうからです。私はいつも予約をしないでその時に空いている先生のレッスンを受けるので先生を選ぶのは結構スピード勝負です。NativeCampの悪いところは、ときどき先生の質に疑問を感じるところです。ごくまれですが、明らかに間違った文法を教える先生がいます。例えばbe動詞の過去形のwasやwereは主語が代名詞の時しか使えないと説明した先生がいました。また、生徒の間違いを積極的に指摘・説明しない先生も多いです。そして、これはNativeCampに限ったことではないと思うのですが、文法的に分からないことを質問した場合、納得のいく回答が得られることが少ないです。これは私の英語での理解力にも問題があると思うのですが。例えば、なぜここはaでここはtheなのか、という質問を私は過去に幾度となくしましたが、およそ半分のケースでははっきり納得することはできませんでした。NativeCampをおよそ4か月続けての成果としては、発音については上達していると思います。NativeCampとBestTeacherの先生からのレッスン後のフィードバックで発音を褒められることが多くなりました。ですが、ペルー人のホストファミリーと話しているときは私の話していることの20%くらいしか聞き取ってもらえないです。ペルー人のホストファミリーももちろんアメリカ人の発音はちゃんと聞き取れるので、すなわち私の発音はアメリカ人の発音からは程遠いということです。文法も一通りやり直そうとしているのですが、やり直してよかったと思っています。文法は、中学からずーっと勉強してきたんだしそんなに忘れていないだろうと思っていましたが、結構忘れてたことに気が付きました。スピーキングはあまり上達している気はしないですがレッスンには慣れてきました。質問があれば質問できるし、その回答が分からなければまだ分からないと言えるし、適当に話して意味をくみ取ってくれという光線をだすことにも慣れました。
BestTeacherの特徴はライティングの修正をしてくれる英会話スクールというところです。スピーキングの前に、シーンを想定した会話を先生と5往復書いて添削してもらった後、スピーキングレッスンを受けられます。月額12000円で受けられるレッスンの数に限りはないですが、同時に進められるライティングが3件までなのと、先生との往復に待ち時間があるので、スピーキングレッスンを1日1回受けられ場上出来という感じです。よいところはもちろん、ライティングの添削をしてくれるところです。書いたものを添削してくれるサービスでこんなに安いのは他にはあまりないと思います。私は、学校でプレゼンテーションをしなければならないときなど、ライティングレッスンで内容を全部チェックしてもらい、スピーキングレッスンでプレゼンの練習を聞いてもらったりしています。学校でエッセイを書くことはないですが、レポートや面接練習、レジュメの作成などでも、文章の添削をしてもらっています。とても重宝しています。BestTeacherの良いところは、既に書いたように書いたものを添削してもらいそれに基づいてスピーキングをするというシステムそのものなんですが、悪いところは、スピーキングの先生の質に疑問を感じるときがあることです。NativeCampのように教材に沿って授業を進めるのとは異なり、生徒が書いたスクリプトに従って授業を進めるか、フリートークをするかなので、先生の技量がより必要とされるのだと思うのですが、時々自覚のすごく低い先生がいて、適当に話して誤りの指摘もしないで終わる先生がいます。また、生徒に話させると時間がかかる、または間延びするので、先生がひたすら話して終わるということもたまにあります。そのような時は、生徒側が先生に、誤りを指摘してくださいとか、自分が話す時間をください、と依頼しないといけないです。BestTeacherを始めたころと比べ、スピーキングで予約できる先生がほぼ全員入れ替わったと思います。選択できる先生を定期的に入れ替えているのか何なのかよく分かりませんが。 BestTeacherでは教材がないので、自分の話したい内容が分かるようなバックグラウンドの先生を選びたいのですが、いい先生を見つけたかと思うとしばらくしたらいなくなるという。
オンライン英会話も、先生の選び方を工夫したり、自分好みの授業の進め方になるように先生に依頼したりして、自分の心地よい環境を作っていくのが必要です。今はコロナでオンラインで勉強するしか選択肢がないのですが、そうでなかったとしても、オンライン英会話で一定の成果が出るんじゃないかなと期待しているし、多少ながら実感もしています。なのでこれからも継続する予定です。
今回はオンライン英会話の話が中心でアメリカっぽい話が少なかったので最後に私の散歩コースで撮った写真です。