Apr. 2021

NYで暮らし始めてからだいたい3か月が経ちました。早いです。季節もどんどん変わり、今は半そででも過ごせる日があります。こちへ移動してきた日は雪が降っていたのに。NYは冬と夏しかないよ、というのは聞いていたのですが、本当にそんな感じです。来週中にはもう86Fまで気温が上がる日があるみたいで驚いています。先々週までダウンを着ていたんですが。今度は半そで買わないと。そういえば、ファラデーにはだいぶ慣れてきました。アメリカへ来たころは、何ファラデーがどれくらい寒くて暑いのかの感覚がないので、天気予報のF表示をいちいち℃に換算して把握していましたが、Fでどれくらいの感じかがわかってくると、今度は換算するのがめんどうなのでやらなくなりました。温度は結構なれてきたのですが、インチ、フィートには全然慣れないです。身長とか、フィートで言われても全然ピンとこないです。ポンド、オンス、ガロンも慣れないです。ポンドは、スーパーでの買い物でよく目にする1LBとか2LBくらいは感覚的にまだわかるのですが(しかしなんでポンドって読むのにLBって書くのかは知らない)、体重とかになると全然ピンとこないです。オンス→ポンドの換算もカオスです。ネットで買い物するときは感覚がないので要注意です。

シリコンバレーでの生活とNYの生活ではいろいろな面で全然違います。全体的に、シリコンバレーの時の方が便利でした。理由は私が車を持っていたというのが大きいのですが。NYでも車買えばいいじゃん、という話もあるのですが、置く場所の確保が難しく(アパートには駐車場ない、路駐探すの至難)、住む場所との兼ね合いで考えると車を持つのが困難です。それと、また1年未満で車を手放すと考えると、当然買う気になれないというのもあります。ローカルの人はアパート住みでも車持っている人は多いと思うのですが。アパートの周りは路駐びっしりです(合法です)。路駐の場所を巡って言い争いが聞こえてくることや、夜中に延々とクラクションを鳴らしているのを聞くこともあります。路駐争いは熾烈です。NYは公共交通が発達しているからまだいいのですが、でも、そこは日本との比較をしてしまうとやはり不便で。本数が少なくて待ち時間が長いし、時間通りに来ない、路線も少ないなぁって思います。バスも結構あるのですが、時間通りにこない、。ただ、今のところ通勤しなくていいので、そんなにストレスはないです。休みの日に公共交通機関を使うだけなので。時間に追われていることもほぼないし、おおらかな気分で使う分には満足です。地下鉄やバスは、メトロカードっていう磁気カードににお金をチャージして使っていたのですが、非接触のIFも使えるということを最近学習したので、今はスマホをピッてやってゲートを通過します。クレジット・デビットカードをそのままピッてやることも可能です。便利です。料金はNY辺りは距離によらず一律で2.75ドルです。

もう一つ、シリコンバレーと比べて不便と感じるのは洗濯です。NYはコインランドリーを使用するのが一般的でアパートだと部屋には洗濯機や乾燥機がない場合が多いです。もちろんシリコンバレーでも洗濯施設が家にない場合はコインランドリーを使うことになりますが、割合としては断然NYの方がコインランドリー使用率は高い気がします。NYの方が古いアパートが多くて、排水や、排気の設備が各部屋にないためらしいです。私の住んでいるところは、1960年代後半にできた建物なので、古いには古いですが、建物の一階にランドリーがあります。ありがたい!外に出なくてよいのはかなりうれしいです。洗濯、乾燥、終わったのを取りに行く、という風に3回現場に行かなくてはならないので。建物一階のランドリーは、洗濯機と乾燥機がそれぞれ7台くらい置いてあって、プリペイドのカードで都度支払います。洗濯機は大きさによって値段が違って、2ドルから3.75ドルまでです。乾燥機は一律10分60セントです。30分乾燥したかったら1ドル80セント払います。洗濯機が置いてある場所は、朝8時から夜9時まで開いていて、夜中は鍵がかかっています。私の場合は平日は洗濯を使える時間帯はほぼ仕事をしているので、週末に洗濯をしています。洗濯は週一回という人が多いらしいですが、私もまさにその通りです。ここで困るのが、そんなに服を持っていない、ということです。一週間分の洋服が必要なんですが、そんなに持ってないのでNYに来てらTシャツとかスエットみたいなものをたくさん買いました。シリコンバレーにいたときは、好きな時に洗濯できて、2日に一回くらいはやっていたので、洋服も3,4パターンあれば十分だったんですが、それでは足りなくなりました。

一週間に一回といえば、食品の買い物も一週間に一回になりました。平日は時間がないので。NYではよく見かけるのですが、大きいカートを家から引っ張ってスーパーに行き、一週間分を買い込みます。シリコンバレー時代は車で行けたんですが、今は人力です。水など買うので、毎回重いです。今のところ、週末は天気が良い日が多いのでいいのですが、週末2日とも雨とか、雪とか、そうなったらどうするのか。。。食品宅配をたまに使っています。日本でもネットスーパーはかなり浸透していますが、こちらでも人気みたいです。私はFreshDirectというのを何回か使いました。とても割高ですが、便利なので。。。ちなみに、アパートの部屋の前まで持ってきてくれます。ちゃんとチップを払えば。一回目、チップをケチったら、アパートの前に置いていかれました。1階の共有の扉の外側に。チップ重要です。

宅配と言えば、Amazonとか郵便局は一階の共用の扉(鍵の内側)のメールボックスの辺りに包みを置いていきます。Amazonはたまに部屋の前まで持ってきてくれます。UPSとかFeDexは、部屋の前まで持ってきてくれる可能性が高いです。防犯カメラがあるので、メールボックスのところまで持ってきてくれれば盗まれることは少ない気がしますが、そもそも誤配達されたり、配達されないことは一定数あるきがします。最近もUniqloで買ったものが届きませんでした。もう届けたっていうメールが来たのに。

生活様式は、変わった直後はいつも不便に思いますが、慣れればこんなもんかという気になってきます。それに合わせてなるべく自分も調整されて、便利になるように考えるし。一週間に一回しか洗濯できない件も、最初は信じられない、なんて不便なんだ、と思っていましたが、今となっては、一週間に一回しか洗濯しなくていいのは楽だなぁって感じるようになりました。毎日洗濯のことを気にしなくてもよいです。それに、業務用のでっかい強力な乾燥機で30分も回せば全て乾くというのも画期的に思えます。生活は、本当にだいぶ慣れました。たいして困ることないです。あ、困ること、一つあるんですが、また今度書きます。

仕事は相変わらず慣れないです。慣れることなく1年が終わると予想しています。なので、考え方を変えるしかないです。毎日ストレスはものすごいですが、数か月で終わると思って頑張ります。残業代を全部払ってくれるっていうのがまだ救いですねぇ。

最後の話題ですが、コロナのワクチン1回目を3週間前に受けました。次の週末に2回目を受けます。私はモデルナでした。ワクチン2回目の接種が終わるとだいぶ自由度があがるので(マスクしなくてよいところができたり、スポーツ観戦などもコロナ陰性の証明がなくても行けるようになるなど)うれしいです。NYでは接種できる対象の人のうち、少なくても一回目の接種が終わった人は60%以上らしいです。アメリカの良いところと思うのですが、そういう事務的なことがライトに進んでいきます。私が1回目の接種を予約したのは3週間前ですが、予約なかなかとれないなぁ~と思いながら予約サイトを確認していたら、ポコッと空きが見つかり、前日予約で翌日接種出来ました。NYのID持って来いと書いてありましたが、私はIDまだないので住所が書いてある別の書類を持っていったらそれでOKにしてくれました。超フレキシブルです。サクッと行って、サクッと打って、帰ってきました。ちなみに、Walgreensという薬局で打ちました。もともと薬局でインフルなどの予防接種も受けられるのですが、そういうのと同じような感じでコロナの接種も受けられました。ワクチンは今や予約なしで立ち寄れる場所がかなり増えています。(グランドセントラル駅にも立ち寄り接種のブースがある)会社の人たちも、私と同じくらいのタイミングで打った人が多かったみたいです。今のところ、モデルナとファイザーと半々くらいを聞きます。ファイザーは間が3週間でよいみたいなので、モデルナ(4週間)より早く完了するみたいです。私も来週で終わり。2回目の方が副作用が大きいらしいですが、でもま、早く終わってほしいです。ちなみに、基本的に私たちにどちらの会社のを打つのかの選択権はあまりないです。予約時点でファイザーと書いてあったのに行ったらモデルナだったとか、もともと選べないと言われたとか、そういう話を聞きます。NYは7月からほぼ普通の生活に戻るみたいです。レストランも、仕事もフルオープンです(でも私の仕事はリモート継続です)。やはりワクチンは偉大です。