Jul. 2020

 7月6日に米国移民税関捜査局(ICE)が、秋学期以降、オンライン授業だけの学校に通う留学生がアメリカに留まることを認めないとアナウンスして、留学生みんながざわついたところから7月が始まりました。もともと、オンライン授業は1学期につき1科目または3単位まで認められていたのが、コロナの影響で3月以降はその規制が一時的に解除されていた状態でした。私の学校もですが、夏学期はほとんどの学校がオンライン授業のみを行っており、秋学期に対面授業を再開する気配がない状態でこのアナウンスを聞いたので、どうなっちゃうんだろう、っていう感じでした。翌日にハーバード大学とMITがそれの差し止めを求める訴訟を起こし、多くの大学が原告に参加して、結果として、ICEのアナウンスは秋学期には適用しないこととなりました。この出来事は(事実なのかどうか知らないですが)、トランプさんの選挙キャンペーンの一環だったみたいです。コロナで経済が傾いている中で、次の選挙に向けて学校もビジネスも早急にオープンさせたいという狙いがあり、留学生がいなくなると経済的に困る学校にプレッシャーをかけて学校を再開させようとしたようです。学校が対面授業を再開することは私にとってはうれしいことですが、対面授業を開始しなかった場合、アメリカに滞在できなくなってしまうのでとても困ります。日本人がアメリカの留学ビザ(F-1ビザ)を取得する場合、他の外国の留学ビザを取得するよりも難しいといわれています。近年はF-1ビザを取得するには面接があり、そこではアメリカに定住する予定がないことや収入を得る気がないこと、結婚する気がないということを確認されます。アメリカは、アメリカで一時的にお金を落としてくれる人には来てほしいけど、アメリカでお金を稼ぐ人や定住する人には来てほしくないと思っているようです。そんな感じで、お金を落としに来ているのに、今、政治の道具に使われて、正直、とてもいい迷惑だなと感じました。しかし、所詮外国人だからしょうがないってことなんでしょうか。アメリカの人は、政治についての意見をはっきり言う人が多く、トランプさんを支持するのかそうでないのかについても耳にする機会がよくあります。日本だとあまり考えられないですが、学校の先生もトランプさんを支持するのかどうかを公言する人がいます。今回もこの出来事について、留学生に対する差別だと主張している先生がいて(当然反トランプなのでしょう、トランプさんは差別主義者という主張)、そういう解釈もあるんだなと思いました。ちなみに差別というキーワードもアメリカに来てよく耳にするようになった言葉です。アメリカに住んでいる人はあらゆる差別と闘っていると思います。私にとっては新鮮な言葉の1つなのですが。人種差別、性差別、年齢差別、性的趣向の差別、宗教差別、いろいろな差別について議論していて、語学学校だとよく授業のテーマにもなります。今回のICE の件では、外国人として住む立場の弱さと、日常生活に政治の影響を強く受けうることを実感しました。

秋学期もアメリカで学生生活が続けらることが決まったことですし、ここからは落ち着いて夏学期の授業のことを書きたいと思います。私の学校の夏学期は6月の下旬から8月の終わりまでです。しかし、大体6月の下旬から8月の終わりまでの10週が基本となっているだけで、早めに6月の上旬から始まるものもあれば、遅めに始まるものもあります。明確な夏休みや冬休みはなく、授業の切れ目があればそれが何となく休みの期間となります。私は春学期と夏学期の間に休みはありませんでした。夏学期と秋学期の間も多分休みはありません。話がそれましたが、夏学期に取った授業は4つです。

1. Data Analysis Introduction

必須科目の1つです。春学期に取る予定でしたが、授業がドタキャンとなったので夏学期にとることになりました。Rの基本的な使い方を学んだあと、個人または2人で実際になにかしたらの分析をします。データの収集、クリーニング、データの調査、主目的の計算(機械学習とか)、結果のプロットを一通りやってみるというイントロダクションのコースです。私のテーマは米国の財務諸表の分類でした。言語を使った分類がやってみたかったのでやってみましたが、分類結果はいまいちでした。どういう風にやるのが正解なのかよく分からないので、基本的なことをやって終わりました。Rは少しは触ったことがありましたが、やはり、習うと学ぶことが多いと思いました。ただ、イントロダクションのクラスなので分析の方法についてはたいして教えてもらいません。最後の授業で自分の分析についてプレゼンテーションをします。先生はインド人です。リスニングが難しいです。Rの使い方を説明する授業の時はまだついていけたのですが、機械学習のアルゴリズムを説明する授業でついていけなくなりました。(それはアクセントの問題ではなく単に私の英語力の問題ですが)

2. Python for Machine Learning and Artificial Intelligence Essentials

機械学習の科目をとる前に必須となっている科目です。データ分析用のPythonのライブラリを学んで、こちらも個人の分析のプロジェクトを行います。前述のRのクラスと同じような感じで、自分の好きなテーマでデータを集めてきて何かしら分析をします。私は米株の株価と少しの種類の財務データを集めて何かしら計算しました。このクラスでは計算の内容よりも、可視化を評価されます。Rのクラスの先生も言っていましたが、この先生もデータ分析の仕事の大半は可視化です、と言っていました。私の分析のテーマは株価なので数字でしたが、他のクラスメイトは画像とか位置データを使っている人もいて、たしかに可視化は重要なんだなと思いました。先生は、時々昔の有名な数学者や、現代の有名な科学者を授業で紹介して、アカデミックかつ実践的な先生です。こちらの先生もインド人です。フルタイムの仕事をしながら、私の学校で2つもコースを受け持っている強者です。

3. Programming for Cloud Computing: Amazon Web Services

AWSでインスタンスとかS3とかを管理するためのプログラミングを学びます。これは私の専攻の科目ではなく別の専攻の科目ですが、選択することができるので取ることにしました。主にPythonとBashで、TerraFlowというプラットフォームに依存しないクラウド管理の言語も少し学びます。宿題が多くてたくさんプログラミングしないといけないです。軽く仕事レベルです。シラバスの事前の要求事項に何かしらのプログラミング経験があればより良い、としか書いてなかったけど、初めてPythonやBashを触る人にはかなりヘビーな内容だと思いました。春学期の授業で就職面接の練習があり、その時に模擬面接用の求人を調べていたら、AWSの経験を問われるものが多かったのでこの授業を取ることにしました。先生はアメリカ人です。安心の聞き取りやすさです。

4. Python for Programmers

既にPythonをちょっと触っている人や、他の言語のプログラマー向けのPythonのコースです。Pythonは春学期もデータ分析用のPythonのコースをとったし、少しは触ったことはあったのですが、やはり習うと学ぶことが多いと思いました。宿題で問われている内容が理解できず困ることがあります。そんなに長い英語ではないのですが、何を問われているのか時々わからずGoogle翻訳に教えてもらいます。Google翻訳は頼りになります。先生はアメリカ人だと思っていたのですが、時計の読み方はイギリス式でした。アメリカとイギリスのアクセントの違いはよく分からないしどっちでもいいのですが、私には聞き取りやすいのでありがたいです。

いずれのクラスもクラスメイトはインド人、中国人、アメリカ人(?)が大半です。仕事をしながら学んでいる人もいて、年齢も様々です。半分くらいは私より年上かもしれないです。(顔は最初の自己紹介の時しか見てないか、全く見ていないかなのでよく分からないですが)今期も改めてシリコンバレーにはインド人と中国人が多いということを実感しました。他の科目もですが、流行りの科目の先生の多くはインド人のようです。シリコンバレーに来る人はインド人の先生に英語を習った方がいいと思います。本当に思います。ちなみに、アダルトスクールやカレッジの少額または無料の英語のクラスを受けて、合計4人の先生に教えてもらいましたが、そのうち2人がインド人の先生でした。

夏学期は宿題やプロジェクトが多くて時間に追われる日々でした。英語のクラスまで手が回らず英語の勉強もほとんどできませんでした。あと一週間ありますが、まだ最後のテストやプレゼンテーションがあるので気が抜けないです。苦しかったので、早く楽になりたいです。

Jun. 2020

6月中に学校の春学期が終わり、夏学期が始まりました。コロナの状況としては、私の住んでいる郡はフェーズ1からフェーズ2に移り(通常の生活に戻るまで4フェーズある)、レストランの屋外席での飲食が許可されたりしました。環境は少し変わったのですが、私の生活にはさほど変化はなく、Zoomで授業を受けたり宿題をやる日々です。毎日あっという間に過ぎていきます。そして疲れてきたようにも感じます。1日の大半をディスプレイの前で過ごしているからなのか、コロナでほとんど外出できない生活を送っているからなのか、何なのか、疲れる要因が最近増えたわけではないと思うのですが。もう少し元気な感じで過ごしたいです。食事を変えるとか、運動を増やすとか、生活を変えた方がいいのでしょうか。6月が終わると私の留学も半分が終わるわけで、いろんなことを頑張らないといけないです。

フェーズ1のころは、外出するのはスーパーへ行く時くらいだったので毎回楽しみでした。ついついゆっくりいろんな商品を眺めてしまいます。どこのスーパーで何を買うのか決まってきたのでようやく要領よく買い物できるようになりました。私が買い物に出かけるスーパーは、Whole Foods, Safeway, Trader Joe’s, Walmart, Target, 日本食スーパーのMitsuwa, Costco(会員じゃないのでホストファミリーが同伴の時だけ)です。

Whole Foodsは言わずとしれた高級スーパーです。ここでは、葉っぱの詰め合わせ(大きいプラスティックの容器に入っているサラダ)と果物、パン、紅茶、そしてたまにカットケーキとかお菓子も買います。アメリカの人はWhole Foodsがとても好きだと思います。この辺りの人は多分意識高い系の人が多いと思うんですが、Whole Foodsが好きな理由はもちろんオーガニックのものが手に入るからです。私はここに来るまで知らなかかったのですが、ホストファミリーから聞いた話がきっかけでできるだけオーガニックを買うようになりました。オーガニックでないものは何なのか、それは、ホルモンを用いて急速肥大に育てた食べ物(植物、魚、肉)のこと。なのでそれを食べた人も肥大になるという、。恐ろしい。何かを買うときはOrganicの表示があるかをチェックするようになりました。(でもオーガニックでないものも結構買いますが。) Whole Foodsでは、買い物客の人たちがせっせと食品裏のバーコードをスマホで撮影して何かをチェックしています。産地をトレースしているらしいです。ここの人たちは、食品に対する意識が本当に高いです。

Safewayはちょっと高めなスーパーで、ここでは、サーモン、パン、 カットケーキとかマフィンなどのお菓子を買います。どこのスーパーでもそうですが、1パックが大きいので買ってきたら小分けにして冷凍します。

Trader Joe’s は少量の商品が多いので私にとってはありがたいお店です。ここで一番買い物をしていると思います。自社製品の商品が多くオーガニックのものも多いので、お菓子や調味料などはお土産としても人気らしいです。私は果物、野菜、お菓子、ジュースを買います。

Walmart, Target では、水や洗剤などを買います。カリフォルニアの水道水は飲める水ですがフッ素を入れてあるらしいので、直接飲んだりお茶をいれるとき、お米を炊くときは買ってきた水を使っています。 Costco ではトイレットペーパーや肉、サーモンを買います。

日本食スーパーのMitsuwaやMarukaiでは、かなりいろいろな日本の食材を買えます。私は日本食をどうしても食べたいわけではないのでそんなに高頻度で訪れないですが、調味料や外国人向けのギフトを買うときに行きます。

鍋とフライパンを1つずつ持っているので料理することはできますが手の込んだ料理はしません。野菜や果物を切ってそのまま食べるとか、肉・魚・卵を焼くとか、そんな感じです。カレーを作り置きするときにお米も炊きますがたまにです。炊飯器は持っていないです。今はカリフォルニア産のお米を食べていますがおいしいです。今のところ食べ物が口に合わなくて困ることはないです。でも、何でも量が多いので、ちょっと食べたいときに選択肢がないです。

6月の上旬にコロナの規制がフェーズ2に移り、レストランの屋外席での飲食が許可されたので久しぶりに友達と出かけました。許可された途端、みんな外に出かけたらしく(私もですが)屋外席で楽しむ人の姿をよく見かけました。

7月に入ってフェーズ3に移ったのですが、私の郡は1日でフェーズ2に逆戻りしました。美容院やデーパートは1日だけオープンしていました。小・中・高校は9月から対面授業を徐々に行うらしいですがどうなるのか。 大学については郡のガイドラインがまだ出ていないらしいです。 英語のクラスで子供を持つ親の方と話すと、国籍問わず、大体の人が子供を学校に行かせたくないと答えます。まだまだオンラインが続きそうです。

May. 2020

5月もずーっとStay at homeだったのでほとんど家で過ごしました。外に出るのは朝の散歩とスーパーマーケットに買い物に行く時だけでした。私の住んでいるあたりはのどかな田舎で人口密度も低く知り合いでコロナに感染した人もおらず、実感としてコロナに感染する危機を感じることはほぼないです。カリフォルニアはとても天気が良い日が多いので窓から外を見ながら本当に家にいなければならないのかって頻繁にく思っていました。

散歩コース。道が広くて車も人もあまり通らず。静かです。

私にとって外に出られないことの主な弊害は学校へ行けないことです。UCSCの授業を受けてQuizとAssignmentをやって、オンライン英会話をやってという風に過ごしているとあっという間に時間が過ぎていくので、時間を持て余して困るということはないのですが、学校の友達がほとんどできないので学校のちょっとしたことを相談したりできなくて困ります。留学生向けのオリエンテーション的な授業のクラスメイトで私と同じCertificateの子がいたのでそのことは少し協力し合える関係になれたのですがそれ以外の授業ではZoomで先生以外は顔出ししていないのでクラスメイトの顔すら見たことがないです。しかし、物理的に学校へ行くことができれば必ず友達ができるかといえばそうでもないというのは語学学校の経験で分かってはいるのですが、。

アメリカにいるのに家にばかりいて日本の会社のオンライン英会話をしているわけで、オンライン英会話での勉強法もようやく落ち着いてきました。私はNativeCampとBestTeacherという2つのオンライン英会話に加入しています。

NativeCampは一般的なオンライン英会話だと思います。たくさんの教材が用意されているので、文法、スピーキング、発音などの好きな教材を選んで25分1コマのレッスンを自分が好きな先生担当してもらう、という形態です。月額6480円でレッスンが受け放題です。NaciveCampの良いところは、レッスンが受け放題というところです。ただし先生の予約をするには追加の費用が発生します。予約をせずにその時空いている先生にレッスンを依頼するのであれば追加の費用は必要ありません。私はたくさんレッスンを受けたいので予約の費用をケチっていつもその時に空いている先生にレッスンを依頼します。先生の人数がとーっても多いので、同じ先生にあたることもあまりないです。先生はリストされている中から選びます。先生の顔写真、生徒からの評価(5点満点)、総レッスン回数、国籍、自己紹介などが提示されているので、基本的に私はフィリピン人の女性で総レッスン回数が200回以上、評価が4.8以上の先生を選びます。先生で一番多いのがフィリピン人、それ以外だと、エストニア・セルビア・アルメニア・マケドニア・トルコ等の東よりのヨーロッパ、ナイジェリア・南アフリカ等のアフリカの先生などがいます。また、アメリカ・カナダ・オーストラリア・日本の先生も少数います。その中で、なぜフィリピンの先生を選ぶかというと、人数が多いので選択しやすいといういうのと発音が聞き取りやすいからです。多分、アメリカ英語に近いと思います。NativeCampを始めたことは、いい先生を選びたいという気持ちが強くて、先生の自己紹介を細かく読んだりしていましたが、今はそうレッスン回数と評価の点数しか見ません。細かく自己紹介を読んでいる間に先生が他の生徒と授業を始めてしまうからです。私はいつも予約をしないでその時に空いている先生のレッスンを受けるので先生を選ぶのは結構スピード勝負です。NativeCampの悪いところは、ときどき先生の質に疑問を感じるところです。ごくまれですが、明らかに間違った文法を教える先生がいます。例えばbe動詞の過去形のwasやwereは主語が代名詞の時しか使えないと説明した先生がいました。また、生徒の間違いを積極的に指摘・説明しない先生も多いです。そして、これはNativeCampに限ったことではないと思うのですが、文法的に分からないことを質問した場合、納得のいく回答が得られることが少ないです。これは私の英語での理解力にも問題があると思うのですが。例えば、なぜここはaでここはtheなのか、という質問を私は過去に幾度となくしましたが、およそ半分のケースでははっきり納得することはできませんでした。NativeCampをおよそ4か月続けての成果としては、発音については上達していると思います。NativeCampとBestTeacherの先生からのレッスン後のフィードバックで発音を褒められることが多くなりました。ですが、ペルー人のホストファミリーと話しているときは私の話していることの20%くらいしか聞き取ってもらえないです。ペルー人のホストファミリーももちろんアメリカ人の発音はちゃんと聞き取れるので、すなわち私の発音はアメリカ人の発音からは程遠いということです。文法も一通りやり直そうとしているのですが、やり直してよかったと思っています。文法は、中学からずーっと勉強してきたんだしそんなに忘れていないだろうと思っていましたが、結構忘れてたことに気が付きました。スピーキングはあまり上達している気はしないですがレッスンには慣れてきました。質問があれば質問できるし、その回答が分からなければまだ分からないと言えるし、適当に話して意味をくみ取ってくれという光線をだすことにも慣れました。

BestTeacherの特徴はライティングの修正をしてくれる英会話スクールというところです。スピーキングの前に、シーンを想定した会話を先生と5往復書いて添削してもらった後、スピーキングレッスンを受けられます。月額12000円で受けられるレッスンの数に限りはないですが、同時に進められるライティングが3件までなのと、先生との往復に待ち時間があるので、スピーキングレッスンを1日1回受けられ場上出来という感じです。よいところはもちろん、ライティングの添削をしてくれるところです。書いたものを添削してくれるサービスでこんなに安いのは他にはあまりないと思います。私は、学校でプレゼンテーションをしなければならないときなど、ライティングレッスンで内容を全部チェックしてもらい、スピーキングレッスンでプレゼンの練習を聞いてもらったりしています。学校でエッセイを書くことはないですが、レポートや面接練習、レジュメの作成などでも、文章の添削をしてもらっています。とても重宝しています。BestTeacherの良いところは、既に書いたように書いたものを添削してもらいそれに基づいてスピーキングをするというシステムそのものなんですが、悪いところは、スピーキングの先生の質に疑問を感じるときがあることです。NativeCampのように教材に沿って授業を進めるのとは異なり、生徒が書いたスクリプトに従って授業を進めるか、フリートークをするかなので、先生の技量がより必要とされるのだと思うのですが、時々自覚のすごく低い先生がいて、適当に話して誤りの指摘もしないで終わる先生がいます。また、生徒に話させると時間がかかる、または間延びするので、先生がひたすら話して終わるということもたまにあります。そのような時は、生徒側が先生に、誤りを指摘してくださいとか、自分が話す時間をください、と依頼しないといけないです。BestTeacherを始めたころと比べ、スピーキングで予約できる先生がほぼ全員入れ替わったと思います。選択できる先生を定期的に入れ替えているのか何なのかよく分かりませんが。 BestTeacherでは教材がないので、自分の話したい内容が分かるようなバックグラウンドの先生を選びたいのですが、いい先生を見つけたかと思うとしばらくしたらいなくなるという。

オンライン英会話も、先生の選び方を工夫したり、自分好みの授業の進め方になるように先生に依頼したりして、自分の心地よい環境を作っていくのが必要です。今はコロナでオンラインで勉強するしか選択肢がないのですが、そうでなかったとしても、オンライン英会話で一定の成果が出るんじゃないかなと期待しているし、多少ながら実感もしています。なのでこれからも継続する予定です。

今回はオンライン英会話の話が中心でアメリカっぽい話が少なかったので最後に私の散歩コースで撮った写真です。

Apr. 2020

3月までは3か月間ELSに通いましたがそれもあっという間に終わってしまい 、4月の初めにUCSC Silicon Valley Extensionへ入学しました。新たな環境で新たな授業の始まりです。

Extensionは大学を卒業した人向けの学校で9か月間から12か月間のプログラムを受講してCertificateを得るというものです。UCSC Silicon Valley Extensionは場所柄IT関連のプログラムが豊富に用意されていて、その他にも会計やマーケティング・マネジマントなどのビジネス関連や教育関連、TESOLなどのプログラムがあります。 私はDATABASE AND DATA ANALYTICSというプログラムを受講しています。ほとんどの授業が平日の夜か土日に行われます。Certificateのプログラムとしてではなく個別のクラスを受講することもでき、社会人の人も受講しています。

入学前の3月上旬に学校から案内が届き、3月中は、学費を支払ったり、Zoomでオリエンテーションに参加したり、9か月間の受講計画(どの授業をとるか)を提出したりしました。オリエンテーションには15人くらいの学生と5人くらいの職員の方が参加していました。VISAとI-20の話や必要な単位数、アメリカでの生活の仕方などの説明がありました。スライドが用意されていたので内容は大体理解できましたが、リスニングだけで理解するのは難しかったと思います。授業計画を立てるのも少し大変でした。VISAの要件とプログラムを完了する要件を満たして授業を選択する必要があり、また、授業に依存関係があるのでシラバスをよく読まないといけなかったです。ざっくりいうと、1学期(3か月)中に最低12単位受講する必要があり、1クラス3単位の授業が多いのでだいたい4クラス受講することになります。クラスはもちろん曜日が決まっているので被らないクラスを選びます。

4月になっていよいよ授業が始まりました。1つ目の授業は4月2日の予定でした。4月1日になってもZoomの会議室のIDも送られてこなくてとても不安になりながら4月2日を迎えました。授業は18:30からなのですが、なんと14時ごろに授業がキャンセルになったとメールが来ました。よく読むと今日の授業がキャンセルになったのではなく、今期の授業がキャンセルになったと書いてありました。えーーーー!キャンセルになった授業は必須科目の1つで、これを受講した後にしか受講できないクラスを来期受講する予定だったのに。苦労して受講計画立てたのにやり直しだし。しかも当日の授業開始数時間前に連絡が来るってどういうことか。なめすぎです。キャンセルを通知するメールにはコロナの影響でキャンセルになりました、って書いてありましたが納得できませんでした。もっと早く連絡できたはずだし、コロナ以外の不手際があったに違いありません。かなり怒りが込み上げました。が、VISAの要件などもあるので少なくとも今期の別のクラスを急いで探す必要があり、それ以上に9か月間の計画が狂ってしまったので丸1日かけて受講計画を作り直しました。このように学校が始まったので今期の全ての授業が始まるまでは学校を信用できませんでした。

最初の授業がキャンセルになり、その後も少しトラブルはあったのですが、今は順調に授業が進んでいます。

今期(Spring)の私の授業は4つです。

  1. Database Design and SQL Programming
    • MySQLでRDBMSとSQLを一から学べます。私のプログラムの必須クラスの1つです。生徒数は5人くらい。
    • 先生がインド人男性で私には授業を聞き取るのがとても難しいです。ですが、毎回一人一人に質問がないか聞いてくれるし、質問には丁寧に答えてくれて親切な先生です。
    • 初めは質問しても先生の回答を聞き取れないと思って質問しなかったのですが、今は毎回質問するようにしています。50%くらいしか聞き取れないですが、なんとなく会話が成立しています。
  2. Python for Data Analysis
    • PndasとかNumpyを重点的に学べます。生徒数は15人くらい。
    • 先生は年配の(多分アメリカ人)女性でPythonの先生としてのキャリが10年以上あるようなかなりのベテランです。教えることに慣れている感じで聞き取りやすいです。
    • Jupyterをテキスト兼ワークブックに使用していてとっても学びやすいです。授業中に演習があるのですが、その場で短いコードを書いて実行するのに便利です。
    • 英語の練習のためにも、この授業でもなるべく質問したいと思いつつも生徒数が多くて緊張するのでまだ一度も質問できていません。
  3. Statistics
    • 統計の初級コースで2項分布から始まり、z,t,chi検定まで学びます。生徒数は15人くらい。
    • ドタキャンになったクラスの代わりに急遽受講することに決めたクラスです。先生は年配の男性(多分アメリカ人)で聞き取りやすいです。
    • もともとオンライン用のクラス(Zoonでライブ授業をするのではなく録画を自分で好きな時に見るタイプのクラス)なので好きな時に受講できて便利です。
    • 関数電卓のエミュレーターをPC上で操作して計算するのですが、関数電卓は学生時代から今でも持ってはいるのですがほとんど使ったことがなかったです。いろんなことができるんだなって知りました。でも実務で関数電卓が出てくることはまずないと思います。
  4. Extended Orientation for International Students
    • 留学生向けにアメリカでの授業の受け方、文化の違い、就職活動のやり方を教えてくれて、インタビューの練習などもあります。生徒数は4人。
    • 先生は年配の(多分アメリカ人)女性で、早口で話すので聞き取るのが困難です。個別に質問を振られた場合、2回に1回はもう一度説明して、と頼んでいます。でも、この先生の会話のスピードが普通の会話のスピードな気がします。ニュースより少し早いくらいです。
    • この授業だけクラスメイトが皆Zoomで顔を公開しています。私以外の3人はナイジェリア、コロンビア、韓国出身の女性で20代前半から30歳くらいです。クラスメイトの英語も聞き取るのは私には困難です。ELSの時も強く感じましたが、アメリカ人の英語にしか慣れていないんだなって、改めて思いました。

4番目のクラス以外は、クラスメイトの顔を見たことがないのですが名前から判断するに生徒の6割が中国人、3割がインド人、残りがその他といった感じです。日本人にはまだ出会っていないです。また、2番目のクラスは生徒の半分くらいは社会人なのかもしれないです。

いずれのクラスもクラスに関わる全ての情報はCanvasというアプリケーション上で管理されています。宿題の提出やテストもこのアプリケーションを通じてオンラインで行われます。コロナの状況だからではなく、もともとこのインフラがあります。オンラインでの一元管理って便利だなって改めて思いました。私が大学生だった頃はレポート用紙に手書きとかもまだまだありましたが、今は紙と鉛筆を持ち歩く必要はほぼなさそうです。

新しい学校も1か月以上が過ぎました。Stay at homeでひたすらオンライン授業の毎日です。UCSCの授業とオンライン英会話(日本の会社の)もやっているので一日の大半をヘッドホンをして過ごしています。耳が痛いです。

かすかな楽しみを求めてドライブスルーにチャレンジしました。Californiaで有名なハンバーガー屋さんのIn-N-Outに行ってきました。

Stay at home生活もはや2か月。学校に通学したいなぁ。アメリカだけコロナの患者数が異常に多いのはなぜなのか。

Mar. 2020

3月は楽しく始まりました。3/1にサンフランシスコへ行きました。目的はNBA!

サンフランシスコ。ケーブルカーから。この景色なんかで見たことある!て思いました。

ゴールデンステート・ウォーリアーズというNBAのチームの本拠地がサンフランシスコにあるので観に行きました。試合は夜からだったので昼間はサンフランシスコを観光しました。

夕方にCHASEセンターというウォーリアーズのアリーナへ移動しました。

最近できたばかりの新しいアリーナです。カッコイー!大きい!
試合開始前、私の席から見たアリーナ。センターのモニターも超大きいです。日本とは全然違います。テンション上がります!!

ちなみに私はゴールデンステート・ウォーリアーズのファンというわけではありません。しかしこの試合を選んだのには理由があります。対戦相手がワシントン・ウィザーズだからです。そうです、八村塁をみるために来たのです!

八村塁、スターターです!

動いている八村塁を撮るのは難しかったです。なので肝心の八村さんの写真はフリースローがメインとなりました。NBAの試合を生で見たのは初めてでしたが日本のB.Leagueとの違いを感じた点としては、ピック&ロールの回数は意外と少なめ、シュートチャンスがあれば打つ、総じてオフェンスの時間が短いっていう感じです。チームカラーにもよるのかもしれないですが、今回の試合ではセンタープレイはあまり見なかったです。NBAは噂通りの3ポイント中心のトランジッションバスケなのだろうと思いました。日本のバスケはヨーロッパよりなのかもしれないです(ヨーロッパのバスケも生だと代表戦くらいしか見たことないけど)。日本は組織的なバスケだって思いました。

初めてのNBAは3/1だったのですが、3/10にも同じ場所(ウォーリアーズの試合)へ行きました。初回は1人で行ったんですが、2回目はELSの友達と一緒に行きました。

2回目のNBA観戦は3/10でしたがこの翌日にNBAは中断となりました。コロナの影響で3月頭ごろからアメリカの各地で大規模な集会を自粛するようにアナウンスがでてはいたのですが実際に学校がオンラインに移行したりイベントが中止しだしたのはこのころでした。私の英会話学校も3/16からzoomを使ってのオンライン授業となりました。

日常生活の変化としては、外出しずらくなったことです。California州は一人か家族だけでの運動のための外出や犬の散歩は許可されているのですが、やはりあまり外出しないに越したことはないのでスーパーへ買い物へ行く以外は外出していないです。窓から外を見ていると、ジョギングしたり、自転車に乗ったり、犬の散歩をしている人も結構みかけますが、車の数は激減したと思います。スーパーも買い物客の数は減っていると思います。小さいスーパーは入場制限していて店の外に2メーターくらいの間隔を空けて列を作って並びます。エコバックの持ち込みも禁止となりました。3月中旬はスーパーの商品がまったくなくなったりして驚きましたが今はマスクと除菌用の洗剤以外の物は大体買えます。私の住んでいる市は田舎なのでパンデミックしている都市部とは雰囲気が異なるのではと思います。

学校もいろいろと変化がありました。3月までは英会話学校に通っていたのですが、4月からはUCSC Silicon Valley Extensionに入学しました。UCSCのオリエンテーションが3月中に予定されていたのですがそれもzoomで行われました。英会話学校がzoomに移行した時は慣れないzoomでのディスカッションなんかでかなりストレスを感じていましたがだんだん慣れてきました。学校とのやりとりではちょっとしたトラブルや思い通りにいかないことも多かったですが良い点も少しはありました。UCSCの学費の支払いが3月中旬だったんですがstay at homeのアナウンスの直後で円高になっていました。また、すぐに授業がzoomに移行されたりと意思決定と実施を早く行ってもらえたので授業そのものの量と質はかなり保たれていると思います。そのあたりは日本とはスピード感が違うなって思います。

3月上旬にCaltrainに1時間半も乗ってサンフランシスコまでNBAを見に行ったのが今となっては夢のようです。4月はUCSCが始まるので気持ちを新たに頑張りたいです。

Feb. 2020

2月はSuper Bowlで始まりました。アメリカではとても人気のある一大イベントだとは聞いていましたが今年は地元のSan Francisco 49ersが勝ち上がったのでより一層この辺りは盛り上がったみたいです。ELSのクラスメイトが友達の家での観戦にお呼ばれし私も誘ってくれたのでアメリカ在住の人のお家で集まってSuper Bowlを見る会を体験することができました。

どう見ても49ersファンの家です。デコレーションがとってもかわいいです。

ホストのご家族がおいしい料理やドリンクをたくさん用意してくれていてそれをいただきながら観戦しました。お家の中では20くらいの人が集まってプロジェクターを使って大画面で観戦しました。 盛り上がる局面ではみんなが大きい声で歓声を上げます。ハーフタイムショーはみんなそこまで真剣に見てないような感じもしましたがなんかとにかく豪華な感じは伝わりました。ただ、私は出ていた歌手がよくわからないので後でホストのお母さんにShakiraとJennifer Lopezのどっちが良かったかって聞かれた時に。。。ってなってしまいました。T-T

室内の飾りつけもゴールドと赤で49ersカラーです。ホストの方はメキシコ出身だそうでこの写真以外にもとってもおいしいタコスが何種類も用意してありました。
49ers、3Qまでは調子が良かったですが。。。ちなみに私はアメフトを観るのが今回初めてでルールは教えてもらいましたが結局理解する前に試合が終わりました。

1月が終わった時点でELSの学校だけで特にSpeakingが伸びるのかとっても不安に感じたので学校外で英語を使う機会を増やそうと試みました。クラスメイトも同様の懸念があるようで知恵を絞りあって試行錯誤してみました。実際に試したのは大きく2つです。1つはLanguage Exchange Partnerを見つけることで、もう1つはMeetupに参加することです。

Language Exchange Partnerを探すにあたり、まずはmylanguageexchange.comというサイトに登録してみました。結果、50歳くらいの男性からたくさんお誘いを頂きましたが出会い系にしか思えなくなったので結局誰ともパートナーにはならず。次にELSの近くのカレッジに日本語のコースがあるのを見つけたのでその教室の掲示板に張り紙をしてみました。(勝手に掲示板に貼るのは多分よくないことなんですが。。。)結果、一人から連絡をいただき話が進みそうだったのですが、その方の家庭の事情などによりしばらく時間が持てそうにないとのことで頓挫してしまいました。

Meetupへの参加の方は良さげなMeetupを探すのにとても苦労しましたが2件行ってみました。1つはPractical Statistical Analysis for Data Analysts Workshopというのです。大人数が集まって大学の先生の話を聞くタイプのMeetupで気軽に参加できそうだったので行ってみました。どうやらそのMeetupは有料のラーニングコースのイントロダクションという位置づけらしく概念的な話を延々して終わった感じでした。大学の先生ということで話すことに慣れていて聞きやすく言葉は聞き取れるんですが専門用語がわからないので私が理解できたのは30%くらいでした。Meetupが始まる前に会場へ現れた人に対して先生が仕事の内容や興味に関して質問していて私も質問を受けて想定外すぎましたがもごもご答えました。このMeetupの参加者の9割がアジア人(インド、中国)で半分は女性でした。もう1つのMeetupはTostmastersで日本語と英語の両方を使う人向けのに行きました。Tostmastersはざっくりいうとスピーチを練習する会みたいです。日本語と英語を半々でやるよって書いてあったのですがスピーチは英語だけでした。講評は日本語で行います。参加者はほとんど日本人でした。トピックを用意してくれていて全員が何かしら話すみたいだったので私も1つのトピックを話しました。居心地の良い会だったのでまた行きたいと思いました。

Practical Statistical Analysis for Data Analysts WorkshopというMeetupで講師の人の連絡先のスライドが表示されているところ。

アメリカにいるのでローカルの人と話せたらよいと考えるのですが実現するのは今のところとても難しいです。

2月は語学学校がとてもしんどかったです。生徒数の都合で今月は自分のレベルよりも上のレベルのクラスの授業を受けることになり、特にReadingとWritingのクラスは抽象的なことを説明するエッセイが書けるようになるのが目的のクラスだったのですが難しすぎて辛かったです。Climeとは何か、Artとは、Sexismとは、Povertyとは何かとか、日本語でも説明できないことを英語で説明しなければいけないという。しかも一人で読んだり書いたりするんじゃなくて授業中は基本的にディスカッションか小さいグループで他の人と一緒に作文します。もう何もしゃべれないし書けないしで、授業に出る意味がないのではと思うほどでした。ちなみにクラスを変えてほしい場合なんかに相談に乗ってもらう担当の方がいるので相談にも行きました。が、そこでも英語で状況をうまく説明できないというジレンマ。英語できないストレスが溜まりました。

苦労したReading&Writingのクラスの教科書はこれとは別ですが、この写真はレベル101から109までのクラスで使用するNational Geographic社の教科書で写真がたくさん載っていて美しいです。Structure&speakingとReading&Writingで別々の教科書があります。
モザイクをかけましたがSexismを定義するエッセイを書く練習をした際のホワイトボードです。3つのグループに分かれてみんなで少しずつ作文しました。グループで作文するっていうのが初めてでした。
ちなみにReadingの宿題が出るときは4~5ページ読んで6~7問の問題に答えるというものでしたが、単語が分からなさすぎかつ内容が難しすぎて5時間くらいかかってました。

普段のランチはお弁当を持って行っていましたが金曜の午後は授業がないのでクラスメイトとランチに出かけるのが本当に楽しみでした。唯一の息抜きといってもいいくらい。日本と比べるとレストランでの食事は高いですが家賃の高さに比べるとまだましです。そして基本的においしいです!

Santana Rowというこじゃれた場所にあるハンバーガー屋さん。13ドルくらい。
家から車で10分くらいのアメリカ料理のレストランでタコス。野菜しか見えないけど中にエビが入っています。12ドルくらい。
名前は忘れてしまいましたが隣の町にあるタイ料理のレストラン。左はパッタイ、右はガパオ。日本で見るガパオとはだいぶ違うけどおいしかったです。各13ドルくらい。
Paris Baguetteという韓国発のチェーンのパン屋さんのケーキ。見た目どおりのおいしさでした。5ドルくらい。
Somi Somiというチェーンのアイスクリーム屋さん。鯛の中はあんこにしました。6ドルくらい。
アメリカでも大人気のタピオカミルクティー。真ん中のが私のでミルクティーでなくてハニーレモンにパイナップルゼリー入りです。5ドルくらい。

2月28日に今月の一大イベントである引っ越しが完了しました。クラスメイトとIKEAに行ったりAmazonでも家具を買ったりと楽しい作業が続きました。引っ越し自体は一人でやろうと思っていたのですがクラスメイトが手伝ってくれたのでとっても助かりました。ほんとに他人のありがたみを感じました。引っ越して3週間がたちましたがとても快適でうれしいです。私と一緒に住んでいる大家さんの家族は2人だけですが、近所に何人か大家さんの娘さんとその家族が暮らしているので時々お会いします。皆さんやさしいです。とてもきれい好きな家族なので家はいつもピカピカだし、気さくに話しかけてくれるのでありがたいです。

IKEAとAmazonのおかげで快適に暮らせる部屋になりました。家具代は合計600ドルくらいでした。
天井に照明を取り付ける仕組みがないのでルームランプを買いました。クローゼットは扉がないので常に開いています。既にかなりの生活感。
IKEAのミートボール。日本のも食べたことある気がするのですがどんなだったか忘れました。同じなのか違うのか。。。

今日は2020年3月19日ですがコロナウィルスが流行り今週から学校がオンライン授業のみとなりました。California州からはshelter in place(正しい訳語はわかりませんがなるべく家にいろってことらしいです)って言われています。留学してるのに授業オンラインとか!って感じですが1つ良かったと思えることはアメリカでのコロナの流行が引っ越し後だったことです。まず家が快適だしホストファミリーも家にいることが増えているので話し相手になってくれています。私たちと話して英語を練習したらいいよって言ってくれます。ありがたいです。

Jan. 2020

2020年1月4日にアメリカへ来てから約1か月が経ちました。

2020年1月4日(土)に羽田空港を出てハワイ経由でサンノゼ空港に到着しました。海外へ行くのは10年ぶりでアメリカへ行くのも初めてだったのでとても緊張していました。出発の日も、本当に行くのかなと最後まで実感が湧くことはなく、家を出るとき猫たちに行ってくるねと言いました。

羽田空港、ハワイアン航空のカウンター

羽田から7時間くらいでホノルルに到着。南国です。虹も出ていました。イミグレーションはとても緊張しました。

ホノルル空港。つかの間の南国。

ホノルルからサンノゼへ移動。サンノゼに着いたのは4日の20:00くらいでした。

サンノゼ空港。シャトル乗り場から。

この日はホテルに宿泊したので、ホテルのシャトルを電話で呼びました。シャトルの乗り場に人気がなく暗かったのでとても不安でしたが、なんとかシャトルでホテルに到着。ようやくホッと一息できました。

翌朝、学校の寮までUberで移動。ところが寮のマネージャーと約束の場所で会えず。電話したら事前に知らされていた寮とは異なる寮に住むことになり移動。

私の部屋はとても広くバスルームも一人で使えます。しかし、汚くて臭い。キッチンからの匂いが部屋にこもったまま換気されません。共有のキッチンは汚いので使う気になれない感じです。家賃は1か月1700ドルくらい。高い。

写真には写ってないけどちゃんと勉強机もあります。
バスルーム。写真で見るときれいですね。
寮の外観。寮とはすなわち大きい家でした。

語学学校は、商業施設の一角にあります。中には教室が大小6,7個あります。生徒数は全部で50人くらいです。 寮からは歩いて15分位の距離。徒歩通学です。

初日は書類の提出とオリエンテーション、そしてプレイスメントテストを受けました。学校にHSBCの人が勧誘に来ていたので、学校の後オフィスに行って口座を作りました。口座は主に車関係で必要になると調べていたので流れで作ることができて良かったです。

授業の初日。朝から学生がわっさりいて、みな壁に張り出されている紙を読んでこれから始まるセッションでの自分のレベルや時間割を確認していました。私は108というレベルでした。

授業は大きく3種類。アメリカの文化を知る授業、structure&speaking、reading&writing。

1つ目のは、たまにゲストスピーカーが来たり、世界の文化的な料理を調べてプレゼンしたり、アメリカ的な料理を探してレシピを調べたり、sharkというTVプログラムをまねて投資家向けのピッチをやったりという内容でした。グループワークとプレゼンが多めです。2つ目のは文法とスピーキングです。この授業でも何回かプレゼンをやりました。3つ目のはそのままですがリーディングとライティングです。アカデミックライティングの練習という位置づけのようです。2つ目と3つ目のは教科書があります。2つ目のと3つ目のはQuizという小テストや期末のテスト、テーマに沿ったライティングというのがあり、それらと授業への貢献度や出席日数で成績が決まります。

生徒は大きく2つのグループに分けられます。1つは語学学校の隣にあるCollegeへ入学するために英語を学んでいる18歳から20代前半くらいの若い人たち。もう1つは、子供をアメリカの学校へ通わせているアジア人のお母さん達や、夫の仕事の都合で引っ越してきた妻たちです。入学するまでよく知らなかったのですが、この語学学校の109というレベルを終了すると隣にあるCollegeへの入学資格が得られるらしく、どうやらそのために若い学生さんはここで学んでいるようです。お母さんたちはほとんどが中国人で自分たちのF1ビザを維持するために学校へ通っているようです。妻たちはアメリカでの生活に必要なので英語を学んでいるようです。単身の中年女性は私一人でした。国籍は、中国40%、日本30%、台湾・韓国10%、ロシア・トルコ・その他ヨーロッパ10%、南米10%という感じです。

隣のカレッジ
カレッジの教室は平屋っぽい建物もあります。地下に広がって段々になった講義室が1個の建物に2個くらい入っています。
カレッジにはスポーツ施設もたくさんあり広い。

学校は4週間が一区切りとなっていて、最後のテストの翌日は成績表が配られ卒業式が行われました。109のレベルに達した人たちの多数は卒業していきます。ちなみに110~112という、より上のレベルも存在します。この日はおめでとう!と言い合って、ピザを食べます。私も108をパスしたので来月は109です。

そういえば、ときどき学校が食べ物をくれます。ドーナツとか、1週間10ドルでいろんな国のランチが食べられる企画とか。貧乏学生には嬉しい企画です。

生活面では3つの大きなイベントがありました。カリフォルニアの運転免許筆記試験、車の購入、次に住む部屋探しです。

カリフォルニアに住むことになった人は10日以内に免許取得を申し込まないといけないことになっています。免許を取得するためにはいくつか書類が必要なのですが、住所を証明できる書類を2つ用意しなければならず、それがかなりやっかいなのです。先人のBlogで学んだので銀行口座を開き銀行からの送付物を証明書として利用しました。それをもってDMVという運転免許センターへ行き、筆記試験を受けました。日本語で受験可能なので何とか合格!しかし、窓口の人が話している内容は早すぎて聞き取れず、ゆっくり話してとお願いし、何度か繰り返してもらったりとひやひやでした。なお、別途実技試験に合格して初めてカリフォルニアの免許取得となります。

免許の筆記試験に受かると車の購入に進みました。細かく説明すると長いのですが、国際免許を持っていてカリフォルニアの筆記試験に受かっている状態だと事実上一人で公道を運転していても問題になることはほぼ無いようです。なので短いアメリカ生活を有意義な物にするためにも早めに車をゲットする必要があります。ガリバーさんで中古車を買いました。TOYOTAのYARIS(日本のビッツ)です。ちなみに、人生初の車の所有です!当然自動車保険の購入も初めてです! ガリバーでは日本人のセールス担当の方が対応してくれるので言葉の問題はありません。車の購入でのポイントは送金月額や日額に制限がある中でいかにスムーズに日本の口座からアメリカの口座に送金するかでした。車を買ったらいきなり運転生活が始まります。当然ドキドキです。筆記試験合格の後、一度自動車教習を受けました。中国人教官のright turn, left turnという指示に従って公道を右左折しましたが、私がときどき右と左を間違えたのでとても心配されました。日本にはない赤信号での右折などの交通ルールを実際に体験してとても役に立ちました。

愛車のYARIS

学校の寮は2ヵ月間しか予約していなかったので3月以降に住む部屋を探す必要がありました。部屋探しはとても頭の痛い課題だったのですが、結果としてとても条件の良い部屋が見つかって良かったです。Craiglist、Zillow、びびなびという3つのサイトを数日間見張り、良いと思う物件3つに申し込み貸し手とも話を進めたのですが、そのうち1つだけ実際に見に行ってそこに決めることができました。もともとルームシェアを探していたのですが、よくよく考えると結果的にホームステイの食事なしっていう形態だと思います。ペルー出身のおばあさんと娘さんが住むコンドミニアムのベットルームとバスルームを借ります。キッチンや洗濯機も使わせてもらえ地下の駐車場も1台分使えます。治安がよくきれいで静かな環境です。近くにスーパーもあります。光熱費やWifiも込みで1000ドル。うれしい、本当にうれしい。汚部屋を離れられる!実際に生活を始めた後も、嬉しい気持ちが続くと良いです。

3月から住む部屋。家具を買わないといけないです。椅子は大家さんのものです。

生活を初めてまだ1か月ですが少しだけこの辺りの事が分かってきました。

まずはCupertinoについて。私が住んでいる町の名前です。ここはAppleの街です。Appleの本社があり関連施設もたくさんあります。隣の街にはGoogleがあり、それ以外にもたくさんの有名な会社があるのでとにかくエンジニアがたくさん住んでいるようです。こちらではエンジニアはとても高給なので、家賃が高騰している、ゆえに治安は良い、世界中から集まったエンジニアすなわち移民が大多数という環境です。学校の先生も言っていたのですが、親の代からアメリカ人という人はほとんどいないのではないかと思われます。アジア人マダムから聞いたのですが、Cupertinoにある彼女の子供の小学校では9割がインド人、白人はクラスに1人いるかいないかという状況のようです。移民だらけの環境だからか私のような英語が話せないアジア人にも寛容です。今のところ嫌な思いをしたことはありません。

次に中国人につて。ここに住んでいると中国人の偉大さを感じます。まずは学校に来ている中国人はとてもお金持ち。ちょっと桁が違います。18歳くらいの子がミリオンのコンドミニアムに住んでスポーツカーに乗っていたりします。マダムたちも中国の家にはお手伝いさんが何人もいたりとか。学校でプレゼンをする場合にもかなり頼れる存在です。堂々と人前で話すことにとても慣れていると思うしいつも楽しそうにやっています。中華料理のレストランに行くと中国人の店員と中国語で会話していてうらやましいです。日本食のレストランがあったとしても日本人は働いていないし多分経営しているのも日本人ではないと思います。50代の中国人のクラスメイトになぜアメリカには永住している中国人が多いのか聞いたところ、80年代、90年代は中国に住むよりアメリカに住んだ方が良かったからねということでした。今は中国も住みやすいので話は変わっているとのこと。なるほど。

近所の様子。とても大きい一軒家が並びます。あまり家が写ってないけど。。

最後に娯楽について。毎日の生活と学校で精一杯で娯楽はほとんどありませんでしたが、、、日本の知り合いの方に紹介していただいたこちらに在住のご夫婦にこの辺りを案内していただいたのが唯一の癒しでした。Googleのオフィスにも連れて行っていただきました。私が住んでいる街の隣にあるMountain Viewという街にGoogleのHeadがあるのですが街全体あちらこちらGoogleの施設があるので本当にGoogleの街といった感じです。ダウンタウンや景色が良い山の上、お二人のお家にもお邪魔したりして、とても楽しい休日でした。

多分、Head officeです^^;;
私、Android使ってるよ、って心の中で言いました。

この1か月で生活のインフラをだいぶ整えることができたので、2月からはもっと英語をがんばりたいです。